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【詩】心の言葉

もうひとりの自分が
静かに心を揺さぶった

何が起こっているのかさえ 気付かないで
心が壊れる一歩手前でいつも気づくんだ

どこへ向かえばいい
誰かあたしを導いて
安心して眠れる夜があるのなら
そこに連れて行ってください

一歩踏み外したら
同じ場所には戻れない気がしていた

もう何も言わなくていい
もう何も聞きたくないから

誰かが望む言葉を言ってくれることを
期待していたけれど
誰も言ってはくれなかった

だけど
本当はずっと待っていた
ここから連れ出してくれるほど
あたしをつよく抱きしめてくれる人を

かじかんで冷たいこの手のひらを
握りしめてくれる誰かを

ずっと待っているんだ


14歳の始まり

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