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【詩集】月のぬくもり、星のなみだ。

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10代~20代に描いた詩
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2021年12月の記事一覧

【詩】蛍光灯

【詩】蛍光灯

あめのひの
夕暮れどきは
どこか寂しげに佇んでいた

部屋の蛍光灯が
瞳の奥深くに突き刺さるような
痛みをかんじるほどに
眩しいのに

きみに
何を告げればいいのだろう
その顔をみて
正直にすべて伝えられるだろうか

部屋の蛍光灯が
瞳の奥深くに突き刺さるような
痛みをかんじるほどに
眩しいから

カーテンをあけて
窓のそとをみたら

あめのひの
夕暮れどきは
どこか寂しげに佇んでいた

【28歳

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【詩】おくびょう

【詩】おくびょう

別れがあれば
出逢いがあるよ。
という言葉どおりに
出逢いがあった

それを
大切にしたいと
思えば思うほど

新しい出逢いがあると
じょじょに
おくびょうになってゆく
自分がいる

【25歳の居場所】

【詩】いらない

【詩】いらない

眠くならない
そんなよふけに

たばこを
何本もふかしても
気分をまぎらわすことが
出来ずにいた

何かをしてもらいたい
という明確なことがあるわけでもないのに
無性にまえの恋人に電話をしたくなる

淋しいのかもしれないけれど
淋しくなんてないのかもしれない

大音量で音楽をきいて
自分のこころの声をかき消したように

ためいきで
吐きだしたけむりを消したように
すべて、消えちゃえばいいのに。

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