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介護は大変だけど、でもさ

先日、知り合ったばかりの方に、一泊旅行に誘われました。目的地は有名な避暑地で、そのメンバーの中のお一人が別荘をお持ちでした。

楽しいだろうな~というのが正直な思いでしたが、

「わたし、急な泊りは無理なんですよ。自宅で母の介護をしているんです」

と伝えると、

「介護?ご自宅で?それは大変ね。それなら、絶対にこんなの無理ね」

と言われたのです。

絶対に、というわけでも無いんだけどな~、と心の中で呟きながら、そのお誘いはお断りしました。


在宅で介護をしているというと、寝たきりの高齢者が家にいると思われがちです。

ただ、状況はいろいろで、

母の場合、半年ほど寝たきりになったことが2回ありました。一度目は、介助でなんとかなりましたが、2回目はかなり大変でした。それでも今は、自分のことは自分でできるようになっています。

その一度目、突然、我が家にやってきて寝込んでしまった母を、何とかサポートして過ごしました。

そんな頃、介護の記事をnoteで見かけたのです。

その時、母は介護を受ける側の人だとはじめて気付いたのです。


介護も年金も、自分で情報を取りに行かなければ何も知らないままです。


ただ、働きながら在宅介護が出来ているのは、家族の協力があるからだと思っています。

高齢の母が加わって以来、海外旅行の計画も無くなり、急な旅行もできなくなりました。

それでも、大変ね~、といわれると、なんだかもぞもぞとした気分になるのです。

大変なことは増えましたが、、、

家族には、母がいることで多少なりとも良い影響がありそうです。

なにかと、皆で話し合う機会が増えました。

それから、植物好きの母が、家の至る所に花や緑を置いています。

時に、誰かがこっそり、母に愚痴をこぼしていたりします笑。

選択の余地なく、世代の違う母が家族に加わり、どうなることやらと心配していたのですが、

大変ね~、とはまた違う、何かがあって、ちょっとだけ家族が大きくなったような気がしているのです。



※最後までお読みくださりありがとうございました。




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