主食なのに。
お米がありません。近所のスーパーにも、ちょっと遠いスーパーにも、ほとんどありません。
先週は、1家族2袋まで、と売り場に書かれていたので、ちょっと荷物も多いし、出直して、などと呑気にしていたのです。
すると、今日は2キロ入り袋さえ売り切れてしまっているのです。
これは、似ています。
あのマスク手に入らない事件と。
気のせいでしょうか。
そういえば、震災で、東京のスーパーから食料が消えたことがありました。
当時、わたしは超多忙で、どうしても直ぐにスーパーに行けず、出遅れて、驚いたのでした。
あゝ、食料がないと。
あれほどガランとしたスーパーは見たことがありません。
肉も魚もなにもかもなくなりました。
あの衝撃は、今でも忘れることができません。
以来、高速道路で大型トラックを目にすると、頑張ってるなぁと思ったりします。
それにしても、これほど平和な日本で、こんなことが起こるとは。
お米は主食ではありませんか。
天候やインバウンドが原因だとも言われますが。
とはいえ、わたしは随分白米から逃げていました。
白米は太る、と刷り込まれて、怖くて手が出せなくなっていたのです。
けれど、つい数か月前、母がショートステイ先で白米を食べて、それ以降、腸の調子が良くなって、それならばと、我が家ではお米を食べ始めたばかり。
まあ、白米を避けて暮らしていた時期もあったわけで、どうにかなりそうな気もします。
それにしても、遠い昔、スイスに旅行に行った際、全て3年前の小麦を使ったパンですと言われて驚いたのでした。確かにパサパサとどこで食べたパンも美味しくなかった気がします。
理由は、スイスは戦わない国で、だからこそ、有事に備えて主食は3年分ストックしてあって、古いものから食べているという話でした。シェルターも徹底していて、道路は飛行機の滑走路として使えるようになっているとも聞きました。
日本には、その古米さえストックされていないということなのでしょうか。
なんだか、心細い国策だなと思います。
と、こんなことを書くと、騒いでいるようですが、今日は、お米は諦めて、そうめんと、パンを買ってきました。
円高を心配する向きもありますが、輸入する食糧の値段が落ち着き、インバウンドもほどよい数になると、わたしたちも暮らしやすくなりそうな気がします。
何事も行き過ぎは良くないなと感じることがあるものです。
※最後までお読みいただきありがとうございました。