良いものだけが良いわけじゃない
90歳になる母は、どちらかといえば健啖家だと思う。
今日は、朝早くから外出していて、そのまま家で母と食事をする約束をしていたけれど、喉が渇いて仕方ない。
いつになく涼しい日中だと思っていたのに、一人で大汗をかいている。
携帯をチェックすると12時過ぎ。
微妙な時間だけれど、、、
迷った末、一人ランチをすることにした。
この時間、さすがにお茶だけは飲みにくい。
そして、帰りに、母にハンバーガーを購入。
これは母へのお土産だ。
そ、そ、そんな、ジャンクフード、と恐れないでほしい汗。
実は母はハンバーガーが好きなのだ。
外出先での飲み物も、クリームソーダと決まっている。
牛肉も鰻も大好きだ。
体に良いものばかり出すと、クレームは出ないけれど、なんともつまらなさそうな顔をする。
ここが母の最大の強み。
何事も正直なのだ。
だからご本人、まったくストレスがない。
そして、娘のわたしは、付き合いやすい同性だなと感じている。
というわけで、帰りにはバーガー屋さんで、クラッシックバーガーを購入。
もちろん、母は大喜び。
一人でパクパク。
見ていて気持ちいい。
「あら、こんなに食べられないわ」
と言う時は、ハハン、これは好みではないのね、と分かりやすい。
結構な量だと思うけれど、なんのその。
ペロリ。
そうそう、人間、体にいいものばかりじゃ駄目なのだ。
何事も、楽しみというものが必要なのだ。
好きなものを食べても、こうして90歳までバーガーをたべられるのだから。
人生って、やっぱり面白い。
※最後までお読みいただきありがとうございました。