井上洋治神父のこと
井上洋治神父のこと
私が故井上洋治神父と出会ったのは友人の紹介であった。
私の活動に共感していた友人は、これはという人物がいたら私に紹介していた。
井上洋治神父はその中の一人である。
私が銀座で「ギャラリーケルビーム」を開設していた時である。
井上洋治神父が画廊に入ってきた瞬間に彼だとすぐに分かった。
直ぐに意気投合した。
彼が日本の風土に合わせた方法で「風の会」の名称で活動し始めたころである
私の自宅に日本酒一升瓶を持参して来た。
昼頃から夕方まで様々な話をした。
内容によってはお互いが火花を散らす事があった。
私はかなり激しく言いあったために、彼はもう私には会わぬのでは、と思った。
しかし、それ以来彼とはお互いに同士のような存在となり、私の数少ないコレクターにもなった。
彼に私は「イエスの像」をプレゼントした。
その絵は彼のミサをする部屋に掛けてあった。
井上洋治神父のミサの様子の新聞記事。後ろの壁に私の絵が掛けてある。(新聞記事の写真)
彼のお弟子さんが私に依頼して作った石彫の素材は墓石である。
*私が故阿部勉氏と高田馬場で古書店とギャラリーケルビームを同空間で仕事をしていた時。
画像は何枚か撮ってあったのだが、パソコンを買い替えた時にバックアップが失敗して残っていない。
この写真は「写真」から撮ったものです。
(お弟子さんからこの石彫はノートルダム清心女子大学へ寄贈した旨の連絡があった。)
井上洋治神父が作った「風の会」
https://www.kazehensyuusitu.jp/井上洋治神父について/
井上洋治神父
1950年(昭和25)3月、東京大学文学部西洋哲学科を卒業。6月4日、フランスの修道会に入るため、フランスに向かう豪華船マルセイエーズ号に乗り横浜港を出航し、四等船室で留学へ向かう遠藤周作と出会う。7月5日、遠藤と共にマルセイユに到着。ボルドー近郊のカルメル修道会へ入会。
井上洋治(『ウィキペディア(Wikipedia)』)