1年間に500回以上1on1をやって気付いたこと

あなたが所属する会社・組織では、1on1(ワンオンワン)をやられていますでしょうか?

1on1は、米国シリコンバレーが発祥と言われ、日本では「1on1」の表記で定着していますが、英語圏では「1:1 meeting」と表現されることが最も多くGoogle検索結果では現時点で11億8千万件が存在するように一般的な手法となっています。

英語記事の中ではSmall Improvementsの「A guide to 1:1 meetings」とa16z(Andreessen Horowitz)の「One on One」が、何故1on1が必要で、どのようにやると良いのかが詳細に記載されており、日本では2012年から導入されているヤフー株式会社の「ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法」や「シリコンバレー式 最強の育て方 ―人材マネジメントの新しい常識 1on1ミーティング」などの書籍を、僕は参考にしていました。

また、日本の人事部の調査では1on1の導入割合が2020年3〜4月時点で4割超のようですが、シリコンバレーのスタートアップでは文化として根付いていると言われていることから、それらをお手本にする傾向の強い日本のIT企業・インターネット業界に関わる企業だけで見ると、更に高い導入率なのではないかと実感しています。

そんな1on1ですが、あくまでも人と人とのコミュニケーションなので、絶対的な正解は無く、1度として完全に同じ会話は無いため、回数を重ねていくと経験則として見えてくるものがあり、学びを言語化してみようと思い立ちました。

---- <目次>----

・時間が確保されている安心感がある

・何を話そうかと考える機会になる

・雑談が上手くなる

・気になることがあると他のことが考え難い

・過去/現在/未来 本人/周囲/組織/会社

・自己解決が難しい問題の支援

・行動のキッカケと後押し

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