弱い自分を受け止めてあげること

私は本当に心の風邪にかかりやすい。
昔からそうなのでもう慣れている部分もあるけれど、やはりその度に自分にがっかりしてしまう。

自分の繊細さとか人の気持ちに寄り添えるところは他の人からもよくいいところだと言われるし、それを活かしてこれまでも人間関係を築いたり、仕事にも活かしてきたけれど、それが自分の弱さにも直結していて、ずっと苦しめられている要因でもあったりする。

正直にいうと、そんな弱すぎる自分は100%愛せない。

1ヶ月前に突然仕事に行けなくなった。
自分に激しく絶望した。

数か月前からなんとなく気持ちが落ち込んでいたし、休みの日に何もできないことが増えたので自分に注意報を出しながら休み休みやっていたけれど、こんなに急に体が動かなくなると思わなかった。

抑うつ状態になってしまったのは初めてではなかったので頭の中には「ああまたか」と自分自身にがっかりする言葉ばかり浮かんだ。

前回こうなってしまったのは3年前で、その時は仕事をすぐに辞めた。それと同時に体調も良くなって、元気に普通に生活できるようになった。

今回は少し違かった。
仕事を休職してしばらく経つけれど、体のだるさが寝ても食べても抜けない。時折頭痛がひどくなり、動けなくなる。こんなに自分の体がいうことを聞かない経験は初めてだ。

仕事が好きで心は早く働きたいのに、もしかすると少し時間がかかるかもしれない。

今はとにかく休むしかないけれど、ぼーっとしているととにかくネガティブなことばかり浮かんでくる。だから何かしていないと落ち着かない。

でも不思議と本を読んだり映画を見たりするのは普段は大好きなのにやや疲れてしまう部分もあって。かといって大好きなビールも飲んでもあまり酔えなかったりするのでアルコールを摂取しすぎるのも控えたほうがよさそうだ。

1人でいるのは孤独で寂しくて、どうしようもなくなるけれど、人と過ごすと途端にエネルギー切れになってしまうので外出するのはすごく気合がいる。

休職して1ヶ月が経とうとしているので、「そろそろ何も考えようとしない」の段階から一歩踏み出したいとは思っている。わたしはこのままでは一生コケてかすり傷、くらいで入院しているような弱い人間のままなのではないかと、不安でたまらないのだ。

考えたいけどその時に気をつけたいことがある。それは「辛さを人と比べてはいけない、ただ自分を見つめる」ということ。わたしは3年前にこうなった時にこれを学んで、この結果なんとか克服できた。

大変、辛い、と感じることはみんな生きていたら常にあると思う。その度合いを表す指標なんかなくて、どの人がどれくらい辛いのかなんて分からない。

当初わたしはなぜ自分はこんなに人と比べて恵まれているはずなのに、ダメになってしまうんだろうとそれで絶望感に襲われた。自分なんかたいして辛い仕事もしてないし仲間もいるのになんでちゃんと頑張れないんだろうって。

でも辛いもんは辛くて、私は弱いかもしれないけどそんなの治るものでもなくて。だから身体が拒否してくれたんだ、わたしの心が壊れる前に守ってくれたんだ。と思うようにした。

人間関係のストレスを抱えやすいので、何度も人と関わりの少ないお家でできるような仕事にした方がいいのではないかと思うことはあったが、それでもわたしは今の人との関わりの深い社風の会社が好きでここでこれからも働きたい。

正直今何をしたらいいかわからないけど、また前を向いて働けるようになりたい。

自分のことを認めたり認められなかったり、いろんな感情で自身を見つめているけれど、最終的には辛いときこそ自分をしっかり守れるように過ごしていきたい。