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食べるってなんだろう vol.4

信頼できる自然食品のお店

 私の住む町には、古くから店を構える自然食品店がありました。私の母が昔よく買い物に行っていたので知ってはいましたが、自分が通うようになったのはマクロビオティックを学んでから。そこでお店のオーナーご夫妻から食養についてたくさんのことを教えてもらいました。そしてその娘さん(三女)はお日様のように笑う人で、子どもを連れてお店に行くと、いつも全身で歓迎してくれて、よく来たねーと子どもたちの頭を撫でてくれました。
 マクロビオティックの料理教室なども定期的に開催していました。中でも大森一慧さんの回のときは、そのお料理される姿に圧倒的な存在感を感じたことが忘れられません。生き方と食べ方って同じで、その人そのものなんですよね。
 信頼できる食品やお野菜を買えて、かつ日々の小さな変化を相談できる場が近くにあったこと、これはマクロビオティックの考えを学びたいと思う私にとって大きな応援でした。

オーガニックベース


 そして私は、オーガニックベースと出会います。
 マクロビオティックのことを勉強し始めたなら当然の出会いかもしれませんね。そしてこの出会いは、私の食の、まさにベースとなりました。
オーガニックベース初級の料理教室コース、「はじめるコース」の受講を始めます。その講座のテキストは、これがまた大変に厚く、熱く。久司氏に師事した奥津典子さんの、マクロビオティックについての思いとマクロビオティックの実践のしかた、レシピ、ぎっしり詰まった内容と読みやすい構成でした。熟読。そして実践。玄米の炊き方はもちろん、季節や体調、性別や年齢に合わせて柔軟に対応できる料理メニューの数々。素晴らしかった。本当に勉強になりました。どれを作ってもおいしいので、リアルに実生活に落とし込めます。基本的な食養の手当ても載っていて、こどもの体調不良を整えるのに生姜湿布や梅醤番茶、本葛をつかったメニューなど、これにも何度となく助けられました。今でもそのテキストは大切に、困ったとき、迷ったときに開く私のお守りみたいな存在です。