女子高生&あかちゃん言葉
急にふと、友人とLINEをしていて
約20年前のエピソードを思い出した
約20年前、それ以上か
高校生の折
数学と英語を習いに代ゼミへ通っていた
そこで知り合った同じ歳の男子と付き合うようになったのだが
結論から言うと、破綻した
男子はお父様が某メガバンクの広島支店の管理職で、付き合い始めの私にも出張先で購入した土産をくださるほど良くしていただいた
塾の前後に会話して、それだけの進展しかない
ある日、デートに誘われた
映画を観て、ご飯を食べて帰る…それだけのつもりが「うちに来ないか」と誘われ
のこのこ着いて行ったのが間違いだった
広島駅で焼き菓子を買い、男子の家に向かうと
とても上品なお母様が迎えてくださった
そのままお邪魔して、男子の部屋へ入ったのだが
多分、8畳〜10畳の部屋だったと思う
私は遠慮しがちに部屋の隅へ座ると
部屋のドアを閉めた男子の言葉遣いが豹変した
「うめちゃん、しゅきでちゅ」
ある武道で大会の出場選手だった男子が
「赤ちゃん言葉」になった
突然の豹変に
高校生だった私の思考が追いつかない
ただ、じっと男子を見つめていると
「うめちゃん、おっぱい おっぱい」
男子はドアからこちらに四つん這いで駆け寄る
そして
私がボンヤリしている内に押し倒された
押し倒されて、頭を打って胸を触られて
私は正気を取り戻した
「イヤーーーーー！！！！！！」
相手が武道なら私は陸上部だ
無我夢中で手足をバタつかせ、男子から離れ
その時の心境は思い出せないが、号泣した
私の頭の中には男子の赤ちゃん言葉が
執拗にこびり付き、思い出す度に鳥肌が立った
今の私なら「よしよし」と受け入れるかもしれないが、高校生の私にはそんな力量はなく
これがキッカケで避けるようになった
…と、書けば「うめこの清純派アピール」になるが
この時は高校2年生
既に経験済みだった