【女性のライター様向け】成年向けシナリオの執筆を続けるか迷っている話

今日から本腰をいれてお仕事復帰というわけで、制作会社様とご連絡をとり、資料をひっくり返したり、シナリオを2本書いて、加筆修正を行っていた。
健康なときだったら、今日、1日でご依頼をいただいた本数をこなせていたはずでしたが、まだ体調が悪いので明日、残り1本のシナリオを書いて、プロットを書く予定です。
やはり、長く続けていくには身体が大事ですからね。
早く、通常のお仕事量がこなせるよう、丁寧な生活を心掛けて、ひとつひとつのお仕事を丁寧にやっていこうと思います。
新しい積み重ねですね。

タイトルにもあるのですが、今後、商業IPを主に請け負うシナリオライターとして活動の方法を考えています。
そのうちに現状、ご契約している制作会社様以外からのアダルト案件のお仕事をお断りをしようか、わりと本気で視野にいれております。

というのも1年で2回も仕事関係でハラスメントにあい、身体を壊していること。
この1年で請け負ったお仕事のほとんどが女性向け男性向け問わず、全年齢のものが多かったので、私自身のお仕事の間口が広がったので、そういう選択肢を視野にいれている状況です。

私のnoteを読んでくださる方には男性女性問わず、シナリオライターだったり、小説家の志望者の方が多いと思います。
自分の気持ちの整理も兼ねておりますが、ライター志望の皆さまに言いたいです。

特に女性の方。
男性向けのアダルトコンテンツを書いているとセクハラにあいます(正しくはあいやすい、でしょうか)

あるいは一部の方に男尊女卑の考えが残っている界隈だとはお伝えしたく思います。

ただ、これって性別と年齢による……みたいなところなので、街を歩いているとナンパやキャッチにあうみたいな避けようもない話なので、断じて、男性向けの界隈の方が全員ハラスメントをしてくる、ではないです。
X(旧Twitter)で繋がった大御所のアダルトゲームに携わる方や私の所属している制作会社はとてもリテラシーに気を遣っております。
私も多くのご配慮をいただきました。
本当に1部の方だけです。
その1部の方のせいで、私はメインでやっていたお仕事から手を引こうか真剣に悩んでいるし、関わりのある良識のある男性のシナリオライター様が肩身の狭い思いをされているのが遺憾に思います。

それに私自身、まだ若手の人間で、でもある程度は場数やスキルのようなものがあるとは思っております。
それゆえに発信しているのですが、やはり、成年向けシナリオがスタートに適しているとは物書きなので言わざるをえません。

ですが、正直、自分の体験したことを加味するとそれをオススメしていいのか、最近はとても悩んでおりました。
そういうこともあり、この記事を書いております。

まず、前提として、商歴5年のうち約4年間は男性向けのアダルトシナリオを多く書くライターだった。
(そのため、直近に告白した多くのことは隠しながら、下記の認識で活動しておりました)
そして、実は、男性とどう付き合っていくのが正しいか……とても試行錯誤していたということを念頭にお話を聞いていただければ幸いです。


「どうして、女性なのに男性向けのエロゲシナリオを書いているんですか?」

これ、実はすごく聞かれる質問なんですが、初手でこれを聞く人間がおかしいことに最近、気がつきました。
どうしてって言われても……。
個人的に、男性向けアダルトコンテンツを愛好してはいます。
でも、それはお仕事をするようになって、必要だから積極的にインプットするようになりました、が近い。

この質問に返すなら「お仕事としてご依頼されて、お引き受けしているうちに実績が男性向けの成年向けシナリオが多くなりました」以外にないです。

ただ、男性向けの作品は女性向け作品と比較してオンラインミーティングが多いです。
外注とはいえ、立場上、ディレクターや社長をしている男性に聞かれたら、「アダルトコンテンツが好きで……」は間違いではないし、人間なので世間話としてはします。

ただ、失礼ですが、とつけるくらいなら……。
失礼と分かっているのなら、最初から聞くべき事柄ではないでしょう。
それも採用を決める面接の場とか。

そういう場所なら、他にもライバルはいるので意欲は見せたいです。

よって、上記の「アダルトコンテンツが好きで……」と執筆してきて、業績が良かった分野の話はします。
その方が、お仕事の割り振りを決めるときにクオリティ、売上を出せるので。

ただ、このエロゲシナリオを書いている=作家自身もエロいことが好き

と捉えている男性が一部にいる。経験上、かなりいいる。


この著書は、私のバイブル的なハウツー本なのですが、あの大御所のわかつきひかる先生もセクハラにあった(先生は反撃されたそうです)と記述がありました。

有名な配信者の方で「無菌室のオタク」という表現をしておりましたが、それに近い男性が現実にいる。
それもかなりの割合で。

自分より場数のあるシナリオライターの方にコミュニティにお呼ばれしたので、参加してみたら……実際に企業に所属している男性や仲良い方以外がまさに「無菌室のオタク」だった。

初対面でいきなり、お呼びしたシナリオライター先生と私の年齢を比較して、私が生まれた頃にその先生は精通を迎えたとか言われる。
仕事の延長でお呼ばれしたと思っていたのでオフ会をやることがあったら、割り勘でお願いしたいです、とお願いしたら
一回り以上年上の男性に「割り勘って脈なしってことじゃないですか~」と叫ばれる。
これ、めっちゃ怖かった。

仕事の延長のオフ会なら男女年齢関係なしに割り勘や。

セックスの際、女性器が匂うのが我慢できないから膣に洗浄機をつけてほしいという発言をする男性。
私に向かったその言葉が不特定多数の人が見る有料コンテンツに「膣洗浄機」とふざけた名称であげられる。
本当に気持ち悪いからやめてほしかった。

1日の大半をPCにいるような男性に結婚、出産しないのは甘えだと言われたのも本当に嫌な気分になりました。
あなたたちみたいに自分のやりたいことを優先して家事を手伝わない男性とは結婚したくないから。
私は仕事だけをしていたいから、家庭やこどもに責任を持てないから独身でいるつもりだと必死に飲みこんだ屈辱。

私的な発言をするようになったから、友達だと認識していたので他言しないように気をつけてましたが、お酒が入った状態で、朝まで罵声を浴びせられる通話。
もちろん、止めてくださる男性は誰もいません。
それどころか「梅芳さんがおかしい」と言われる。

私に関してはオタサーの姫みたいな意味わかんない扱いなのに、コミュニティから逸脱した50代の女性をおばさんと言って無視をする。悪口を言う。
女性同士で気があわないはある。
無視して終わりです。
こんなにねちねち虐めなくても良くない? とドン引きした。
まあ、私もコミュニティから逸脱したおばさんの認定をされたのでしょう。
最後は、そのお呼ばれしたシナリオライターの先生から「俺を舐めやがって(よくアマチュアの方に仰っていたようです)」と意訳したような脅しのメッセージをいただきました。

私は1年のうちに2回あったといいましたが、理由はしごく単純です。
「無菌室のオタクを振ったから逆恨みをされた」です。

まず、1回目のときは原稿料を下げられる。メインライターなのにクレジットをだしていただけないなどの嫌がらせをされ、企業様も認めているのに謝罪すらしていただけません。
そのときに心労でしばらく働けない状況になりました。
ちなみにその当事者の方は趣味の音楽をやってらして、ライブをされているようです。
まったく罪悪感がないのが分かります。
今まで、心象が良くないから極力隠したかったけど、そのときから好きな人がいるとプライベートを開示するようになりました。

だれが好きこのんでプライベートを開示すると思っているのでしょうか。
普通の男性なら好きな人がいると線引きしていたら、踏み込んではきません。
あるいは、仕事のアカウントでそんなことを書いているやばい人間なのだと思われたかった。
でも、関係なしに上記のことに繋がる。

それどころか、なんか、勘違いをされていたようで脈がないからと……生意気な女が逆らったということで、都合の良いところを切り抜きされて、「企業所属のシナリオライター、それもエロゲライターがフェミ思想を持っている」と流布されました。
メンヘラでクレーマーとリプを送った第三者にも正直、はらわたが煮えくりかえりました。

散々、加害してきたのはそちらなのに、ただ謝ってほしいとお願いしただけで自分に反抗する女と認定し、威圧してくる、集団で事実を捏造して炎上させようともくろむ。

私が女性に生まれて、この職業を選んだことに差別されるいわれはありません。
あと、数の暴力ですね。
自殺した方がラクになるかな、と思いました。
ちなみに自殺に失敗した際の音声、母が私の本名を呼び、病院に連れていこうとした旨の発言はスペースの録音で残っております。

緊急でこられた警察の方もその音声をみて、顔色を変えましたし、誹謗中傷のコメントは証拠として写真にとられていきました。
制作会社様に謝罪した際に真っ先に提案されたのは法的措置です。
まっとうな価値観の人間からすれば、明らかに異常なことです。

私がPTSDの後遺症に悩んでいること、男性向け界隈で起こったことについて書けば「誰かが傷つくこと、愚痴だ」と遠回しに言われて、心がばっきり折れてしまいました。

私からしたら、クッションも設置せずにそのままTLに投げられる男性・女性問わないキャラクターが暴力を振るわれていたり、性的な画像が今はキツイです。
それだって、誰かが傷つくことにならないのでしょうか?

私が公言している職業柄、お仕事の宣伝でどうしても必要であるし、界隈を考えたらそれを考慮してお仕事のアカウントを持っていることになるので黙っていました。
黙ってアカウントを消して、noteに日々のことを投稿しておりました。

ありがたいことに私の仕事の多くが公言できない規模のものになってきました。
元々、クレジットはしないシナリオライターですし、プロダクトのご迷惑になりたくないので、以降は、クレジットを出す予定もございません。
お仕事を多少は選べるようになった今……。
アダルトシナリオ自体は書くのが好きですし、今、携わっている企業様やプロダクトでは携わらせていただきたいと思うのですが、近年のことが辛いので全年齢案件のお仕事に移行させていただくかもしれませんし、Xのアカウントはこのまま消してもいいかと思っております。

以上が私の経験になります。
生涯、ずっとエロゲライターを名乗りたかったのですが、正直、今は怖いですし、お仕事の幅が狭まるのは確かですが、交流や男性向け成人ジャンルで書くのが怖いです。

これから、商業でお仕事をする方、駆け出しでアダルト案件を視野にいれている方に主語は大きくなりますが、あえて、言わせていただきます。

アダルトコンテンツを愛好している、あるいは仕事にしているだけでセクハラにはあいます。

悲しいことに恐らく、今後なくなることはないかと思われます。
ただ、お仕事としている方の多くの男性は良識を持って、我々、女性ライターにお力添えしてくださっております。
一部の男性のせいで、良識ある男性が肩身の重いをしている現実がにくいです。
あと、このお仕事に誇りを持っていたので、こんな形で奪われるのも悔しいが本音です。

2024.12.12 梅芳





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