社会の変化を補う仕組みから、人と人の支え愛へ
「小さいころ、どんな風に過ごしていましたか?
そのころの自分や親御さんを支えていた、つながりや見守りの目・関係性は…?」
~そんな問いかけに、
「近所の人の家にお醤油を借りに行くような関係性だった。
今の社会からは、想像もできないけれども…。」
「大人の見ていないところで、基地を作って 小学生から中学生までが群れになって遊んでいた」
~などなど、お話が出てきました。
どのお話も、振り返ってみると
確かに私たちは体験してきたことなのではないでしょうか。
私もよく、祖母宅の道路にチョークで絵を描いていて
車がほほえましく止まって避けるのを待っていてくれたのを
覚えております。
一方で、今の個別化・効率化・分断化が進み
大人中心になりつつある社会変化の中では
・見守ってくれている地域の人の存在
・わが子と同じように接してくれるご近所さん
・過干渉にならず、何かがあったら助けに来てくれる大人たち
・年齢や背景にかかわらず、群れになって育ちあうことができる関係性
~というのは、稀有なものになってきてるのではないでしょうか。
子ども時代を取り巻く環境の変化は、
親御さんに どのような不安・プレッシャー・葛藤をもたらしているのでしょうか…
少し時間が経ちましたが、2023年度最初となる繭の糸保育チームでの保護者支援・子育て支援研修 4月の第一回を担当させていただきました。
いま、保育所という子供にかかわるプロが集結する場所が
地域の中での子育てを支える大切な場所になっています。
今回は、あらためてその意義を捉え直す機会となりました。