#2 紅色の謎の球体との衝撃の出逢い
はいさらっと、前回のまとめ
ということで、前回は
私の自己紹介と、梅干しとの出会いのいきさつをお送りし
ばぁちゃんの執念に負け
謎の紅色の球体を
口に運ぶこととなってしまった、私。
さて今後、どうなってしまうのだろうか…
それでは、
どうぞ〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ということで
ばぁちゃんの執念には、敵わず
梅干しを口に運んでしまったのだが…
…
…
これは…
す、酸っぱい〜!!!!!!
至極当たり前の感想だが
本当にこれしか出なかった
これはのちに出てくる情報だが、
昔人間のばぁちゃんの梅干しは、
塩が18%近く入っていたので
かなり酸っぱかったのだ。
酸っぱい。
酸っぱい。
でも、これが大人の味なのか!
大人ぶりたい盛りだった私は、
何故か少し胸が高鳴った
お昼ごはんを食べた後
遊びに出掛けたが、熱射病にはならなかった
効果があったのか、なかったのか
定かではないが、、、笑
それからというもの
ばぁちゃんの教えを忠実に守り
毎日一粒、食べていると
だんだん
好きになってきた、梅干し!
ご飯にと一緒に食べる梅干しの美味しいこと
美味しいこと
だが、流石にそれも飽きがくる。
次の章で詳しく話そうと思うが、
飽きが来た事を、察知したのか
否か定かではないが
ばぁちゃんがここでトリッキーな
手を施してきた
ある日の朝のこと
ばぁちゃんが良く作ってくれた朝食の中で
大好きだった物が一つあって
ガスの上に網を置いて弱火でじっくり焼き、
醤油をハケで少しずつ塗り重ね丹精込めて作った
【秘伝の焼きおにぎり。】
これをいつものように
美味しくいただいていたのだが、
ん?
今日はいつもと
何か違う。
すぐに気がついた
なんとそこに現れたのは、
紅い色の球体だった
「またお前か!」
そう叫びたくなったが、
前例によって、彼には多少高評価を下している
僕だったので
ここは一つグッと堪え、
受け入れる事にした。
一口食べてみると
外側のカリカリさのと焦がし醤油の素晴らしい風味の中に、
ホクホクの白飯と、
梅干しの程よい酸味。
朝から、幸せな気分に包まれた。
美味しい
美味しい
これは、美味しい。
幼いながらに、
心の中の食べログ評価、4.5を下した。
それからというもの
焼きおにぎりに梅干しが入ってないと
喪失感を覚えるほど
ハマっていったのだった…
つづく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?