うめあす

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映画を中心としたコンテンツで気になったことを書きます。願わくば、誰かの体験をプラスしたい。そんな思いで書いてみています。

最近の記事

『若おかみ』の復活(延命?)に感じた、シネコンの興行風景の面白味

映画『若おかみは小学生!』(配給:ギャガ)の上映回数が復活しているようだ。 近場の映画館のスケジュールは毎週じっくり見ている(観る予定を考えているとじっくり見てしまう)のだが、本作、先週までは「18日終了予定」と表示されていたはず。ところが今日公開された今週末のシネコンのスケジュールを見ると、なんと上映終了どころか上映回数が増えている。 終了予定が覆り、上映回数の復活にこぎつけたのである。 人気に乗じて上映館数が増えるということは、最近よく耳にするようになったが、上映回

    • 映画『累』衝撃のラストは、余韻を最大限に増幅する~『累』感想③

      映画『累』の感想③。 最後は、若干のネタバレありにはなりますが、この作品の「余韻」の話です。 核心的なネタについては触れてないつもりですが 展開については触れてしまっています。 気にされる方は、すみません。 以下、ちょっとスペースあけます。 この映画は、大きく前半と後半に分かれると思います。 それぞれの抱える葛藤が一つ目のピークに達した前半のラストから、さらなる高みに昇華された葛藤のぶつかり合いが後半では始まります。 累の過去もより明かされるようになり、「累」

      • 映画『累』には実写映画としてのパワーがある~『累』感想②

        感想①で、『累』主演の二人の演技について滔々と語ってしまったわけですが、それというのも、この作品のテーマ的に、実写映画で実際の女優が演じる・演じ分けるというのが非常に効果的なんじゃないかなと感じるわけです。 あ、ちなみに原作漫画は未読です、、 つまり、「顔を奪って演じる・人生を乗っ取る」ということ。 そんなことがテーマの作品に、マンガではない、実写という物質性・身体性・肉体性が加わったら、どうなるのか。 ①では土屋太鳳の「七つのヴェールの踊り」に触れましたが、彼女が実際に

        • 映画『累』で驚愕すべきWヒロイン~『累』感想①

          映画『累』がすごく良かった。 いくつかの記事で語られているように思いますが、土屋太鳳と芳根京子のWヒロインが、これほどまでに強烈な印象を残すとは思いもしませんでした。いや、こういうストーリーだし、予告編からも予想はしていたし期待もしていたんですが、それを裏切らないどころか超越してしまった。 本編まさに二人に釘付け。 土屋太鳳と芳根京子といえば、どちらも朝ドラヒロイン経験者で、いわゆる「清純派」のイメージがある二人。土屋太鳳に関しては、出演作品を見ても、純朴で真っ直ぐで、そ

        『若おかみ』の復活(延命?)に感じた、シネコンの興行風景の面白味