教員生活の岐路
3年目の今年。
自分のやりたいこととやらなきゃいけないこと、どうしても自分の中で許せないことが渦巻き、心身のキャパが限界を越える瞬間が何度もあります。
やっと、やっと高等部の教員になれました。初年度に学年に入ったこの学年を来年も見たい、卒業するまで見届けたいから、頑張らなきゃいけない。(頑張ったとしても結果が出るかはわかりませんが)
生徒のおかげで、やっと、本格的に受験指導の勉強をさせてもらえた。進路部メンバーにもなれた。
ずーーーっとやりたかった探究活動に取り組めている。
大好きな文化祭に関われる。
部活を頑張る生徒と同じ景色を見ることができる。
だけど、自分の思い描く通りにはいかないもの。
学校は組織だから、いろんな人がいます。支えて気にかけて声をかけてくれる人もいれば、いろんな人がいます。私以上にしんどい"なにか"を抱えている人がいる。
周りの見えていない人だっている。
非協力的な人も分かり合えない人も考えを押し付けてくる人もいる。
でも、私が見てるのはその人の一面でしかないのだからと言い聞かせる。
…とはいえ私だって人間です。
頭ではわかっちゃいるけどどうしても許せないことや本当に嫌なこと、泣きたい時も心の奥底で煮えたぎる思いもある。
でも、なるべく言葉にしないようにしています。言霊を信じているし、一度ポロッと言ったら暴発しちゃう自分を知っているから。
そんな私を逆撫でしてくる状況に折り重なってぶちあたった時、どうすればいいんでしょうか。
生徒は可愛くって、時には大事なことを教えてくれて、本当に大事な大事な宝物です。
一緒にプロジェクトをやったり、何かに誘ってくれたり、おはようとこんにちは、さようならを交わしたり。
一生懸命がんばる生徒が、いろんな顔を見せてくれる生徒が、大好きです。
でも、辞めたい。いや、本当のところ、辞めたくはない。
耐えられる自信がない。
そのくらい追い込まれてる。
人を信じられない。
信じたいし信じたし、でももういいかなって。
期待するのをやめれば良いじゃない?って
その通りだと思います。
生徒だけを見てればいいじゃない?って
その通りです。
でも、生徒のことを考えてやりたいことや取り組むことがあって自分なりに頑張って、
それに散々水を差されて心を折られて、
そんな人たちと、生徒のことを考えていける自信ない。
もちろん、尊敬する素敵な最高の先生方がたくさんいる職場です。
だから、3年目まで続きました。
でも、そんな先生方ばかりじゃない。
私は多分、黒い気持ちを持って学校へ行き、生徒に関わる自分が許せない。
今年が教員人生の岐路だと思っています。
教員って、生徒の笑顔で苦労が全部とびます。
そのくらい素敵な仕事。
この仕事を選んだことを後悔はしません。
でも、仕事には、職場のメンバー、仕事に見合った上司からの評価・声掛け、何より心から安心して頑張り尽くす環境が必要だと思います。
私は、今、それを感じない。
しんどい。
文字をまとめながら、思うのです。
まずは7月まで全力で駆け抜けて、
この夏休み、自分の今後についてゆっくり考える温泉旅行にでも出かけようと思います。
仕事をするって大変ですね。
両親、祖父母、町々で出会う働く人たち、皆を尊敬します。
私の悩みの言語化に最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。