おはようございます。 せっかくの夏休み。新幹線移動の合間に、徒然なるままに考えを書き留め、残しておこうかなと思います。 教員になって約3ヵ月が経ちました。 たった3ヶ月ですが、密度の濃い3ヵ月でした。 失敗も挫折も経験して、 生徒に救われる、 そんな毎日です。 新任だからとか新卒だからとか、 生徒にとってはそんなのは関係無く全員「先生」だと思っています。 これを意識しながら、最初の勤務日に背筋を伸ばして出勤したことを覚えています。 研修期間とか、試用期間とか、生徒はそ
ウランバートルの街並み。 ロシアの社会主義的な建物が立ち並ぶ中、最新の資本主義的な建物も多く、「まぜこぜな街」という印象。それがとても味があって面白い! 私はずっと「ロシアの街並みを見てみたい」と思っていて、社会主義の国でよく見かける大きな広場や、整然と区画され機械的に設計されたような街並みをみるのがすごく楽しみでした。 また、私の大伯父(祖父の兄)が太平洋戦争中、陸軍兵として大陸におり、シベリア抑留で亡くなっています。旧ソ連の影響が色濃く残るウランバートルの街。大伯父は
テレルジ公園内にある遊牧民キャンプへ。 遊牧民のゲルにおじゃまして、その家族のお母さんにミルクティーか馬乳酒どっちにする?と言われ、馬乳酒をご馳走になりました。 日本で売られているカルピスは、馬乳酒を元にした飲み物らしいです…が、味は全く違いました。すっぱい甘酒…というのでしょうか?アルコール度数は2-3%といいますが、かなり発酵臭がします。これ、慣れていない日本人が飲むと絶対お腹を壊すんだよー、と飲んだ後にガイドさんに言われました😀飲んじゃったよ笑 馬乳酒をいただいた後
夏休みが終わって1週間。 モンゴルが恋しくてたまりません。。。。。 ウランバートルの中心部から離れるにつれ、ゲルが増えていきます。家を借りるより、ゲルに住んだ方が安いから、と郊外にゲルを建てるのだそう。首都ウランバートルには人口が集中しているにも関わらず、平均月給は約7万円、アパートの平均家賃も7万円。共働き家庭が多いこと、貧富の差が生まれてしまうことなどの人口爆発による社会問題…この光景から一気に繋がりました。 徐々に、のんびりとした草原地帯に入っていきます。馬や牛、羊
モンゴルには、成田国際空港からウランバートル(チンギスハン)空港まで、ミアットモンゴル航空でおよそ6時間。 飛行機は思ったよりも小型。 CAさんはモンゴル語と英語での会話ばかり。 私の座席は機内モニターが壊れており、飛行ルートすら表示されない笑 まあいっか…と、無二の友人から借りた、原田マハさんの『ハグとナガラ』を一気読み。 私は大学生でひとり旅にハマり、47都道府県制覇を目指しています。雀の涙の貯金を切り崩し、溜まりに溜まった代休を消化しながらの旅行。 社会人になっ
あと数ヶ月でアラサー。 忙しなく20代前半を終えようとしている自分には、ご褒美とこれからの活力が必要だ。 そう思った時に、ふと「地平線が見たい」と思いました。 何となく忘れられなかった、高校の地理の授業。声は細いのに、存在感と社会科教員独特の「なんか面白い人」オーラで好きだったM先生。 草原がバーッと広がってんだよー 羊がムシャムシャ草食ってんのー スライドを使わないM先生のトークから想像するモンゴルという国には、どんなことでも受け止めてくれる雄大な自然が待っていると
お正月ぶりに帰省して、母の愚痴を聞き、私も愚痴を聞いてもらいました。 仕事がしんどい…とはまだ両親には言えていません。でも多分、母は感じてるんだろうなぁ笑 言語化する中で、自分がモヤモヤしてたことの輪郭が見えてきて、自分の思い描く理想が、まだ途上ですが具現化してきているように思います。 父の通院先での話。 あるお医者さんが、父に生活改善の話をだいぶ高圧的になさったそうです。「このままじゃ死にますねー。改善しないとやばいってわかってますか?」的な内容だったそうです。 父の仕
3年目の今年。 自分のやりたいこととやらなきゃいけないこと、どうしても自分の中で許せないことが渦巻き、心身のキャパが限界を越える瞬間が何度もあります。 やっと、やっと高等部の教員になれました。初年度に学年に入ったこの学年を来年も見たい、卒業するまで見届けたいから、頑張らなきゃいけない。(頑張ったとしても結果が出るかはわかりませんが) 生徒のおかげで、やっと、本格的に受験指導の勉強をさせてもらえた。進路部メンバーにもなれた。 ずーーーっとやりたかった探究活動に取り組めている。
2日間の長い戦い、インターハイ予選が終わりました。高3は全員県大会出場が決まりました。本当によかった。 頑張りが報われたこと然り、もう少し、一緒に部活をできること然り。 心から、おめでとうとありがとうを。 この大会も、たくさんの感動と出会いました。 忘れないように書き留めておきます。 ⚪︎悔しさをバネに ある生徒。 1日目に出場した種目で、タイムギリギリで、県出場が叶いませんでした。陸上は、コンマ数秒の世界です。その小さな差が、大きな差になってしまいます。 顧問3年目、
こんにちは 少しずつあたたかい日が増え、桜が綺麗な時期になりましたね。 勤務校では、始業式と入学式が執り行われ、無事新年度がスタートしました。 私は、以前受け持った学年の所属に戻ることになりました。 昨年度、私は別学年で、本当にたくさんの経験を積ませてもらいました。 生徒たちもその間、それぞれ色んな変化や転機を迎えたことと思います。 授業も持たなかったので、休み時間や放課後に少し話す程度だった昨年。 そこから、久しぶりに戻ってみて。 どんな反応をされるか、かなり不安
教員になってから、こんな質問をすることもされることも増えました。 夢を持とう! 将来のライフマップを作ろう! 進路を考えよう! と話します。 ただこの質問、あまり良くないなと、進路面談をすることが増えたこの1年で思うようになりました。 夢という言葉は、無限の可能性を秘めている一方、とても曖昧です。 寝ている間に見る夢のように、思考の整理のために脳が動いている状態を言うのであれば、ライフプランを描くために、人生の要所でなっていたい自分の姿を思い描くことが“夢”なのかもし
2023年度、学年で様々な役職を経験させていただきました。入学後すぐのオリエンテーション旅行、校外学習、学年集会の司会…。 勉強になることばかりで、密度の濃い一年でした。 中でも、今年1番の収穫だと思っていることがあります。 「ビブリオバトル」です。 ご存知でしょうか? 自分のお気に入りの一冊の本を他の人に薦めるバトルです。一番多くの人が読みたくなった本が、チャンプ本として選ばれるのが、ビブリオバトル。 これを実現できたことが、私にとってとても大きな出来事でした。
最近、「多視点化」と「全方位人間」という言葉を多用します。教員として、磨かなきゃいけないことを表現しているのが、この2つの考え方だと思うからです。この二つをマインドセットすることで、できることも見えるものも増えたと思います。 ちょっと語らせてください。 ⭐︎「多視点化」 物事を多面的かつ多角的に捉えられる人になりたいと、ずっと思ってきました。 ただ最近、それだけじゃないって思うのです。 特に教員は。 私が学生時代尊敬していた先生を思い浮かべてみました。先生はteach
1年間の授業が終わり、生徒からもらったフィードバックを見る中で、考えることがあります。そこはかとなく書きつけようと思います。 大学時代には教採に向けて、教員になってからは常に、教員に必要な資質・能力について考えます。最近発見したのは教員の「興味の幅」、「好奇心」とも言い換えられるでしょうか、この能力の重要性です。 どの先生もプライドを持って、高みを目指しておられることと思います。それぞれ、得意なフィールドがあったり、興味関心があったり。 そのフィールドも大事だと思うんです
今年度の授業が全て終わってしまいました。 怒涛の一年。 今年度の授業は、行事を基準に自分のキャパを考えて構築しました。あまりに自分のキャパが小さいので。(というか、勤務校の先生に、キャパ♾️に見える人が多すぎます。どうやったらそのエネルギーと仕事量を確保できるんでしょうか…) 文化祭と学年行事、学校の希望者対象の行事が控える中で、1年を見通して授業をイメージ、構築する。結構ハードワークでした。 今年度は、高3学ゼミ(放課後の受験対策講座)、高2日本史探究、高2現代社会研
私は旅行が大好きです。 旅行先の、普段とは違う土地の空気に触れたり、人と関わったり、その土地の歴史にゆかりのある場所を訪ねたり、その土地のものを食べたり。 自分に見えているちっちゃな世界が少しずつ開けていくような気がして、最高に楽しいです。 小さい頃から、国内旅行だけですがいろんな場所に連れて行ってもらった、という経験が原点になっているのだと思います。地理や歴史の面白さに触れたのも、旅行のおかげです。単に遊びにいくだけではなく、その土地のホンモノに触れる機会をたくさん作って