やれる人がやればいいんだから。
憧れていた梅農家さんとやっと沢山話ができました。
秋間梅林に来ていただき、秋間梅林の農家さんに叱咤激励を!という意味で講演を行いました。
梅の栽培について、市内のコミュニティについて、同じ梅農家同士の情報交換の必要性、価格の妥当性、SNSの活用、海外への進出・・・・
やはり、パワフルな方で、農家のみなさんも刺激を受けたようです。
その話の中で、
「もっとインターネットやSNSを活用しましょう。LINEとかzoomとか、分からないじゃなくて、分かろうと努力しましょう。こんな時代だから。ビジネスに使う、使わないじゃなくて、もしコロナになってしまった時、最後まで会えないってなった時にこのコンテンツがあれば最後言葉を交わすことが出来るかもしれない。だから、努力しましょう。農家でありながら、みなさんは農業者なんです。儲けないと。SNSとか分からない人は分かる若い人がやればいいんです。やれる人に頼ってください。やれる人がやればいいんですから。」
やれる人がやればいい。
ぱっと考えると、いい加減な、投げやりに聞こえかねない言葉ですが、それが地域の活性化にたどり着く最短ルートであり、早急にやるべきことなら、これが正解だと思いました。だって、どう考えたってその方が早いです。 人には向き不向きがありますし、農家さんには農家さんにしか出来ない事があるので、そこを無理強いする必要はないなと納得しました。
あと、一番ジーンと来たのは、一人のおばあちゃんがこの女性農家さんにジェラシーを感じていたことです。悔しいとか、あなたに言われたことは私がやってきたことだとか・・言われることに悔しさをにじみ出していました。その感情を80過ぎのおばあちゃんが出すでしょうか?
もう、体は思うように動かないのに、まだまだやろうとする。
自分だったらこうやっていた、自分だったら。。。
この人は本当に梅が好きで、梅農家を生涯やり続けたくて、年老いた自分の体が許せないのかもしれません。
今、願いが叶うならね、もう一回若返って梅を作りたいよ。
そう言ったのもこのおばあちゃんです。
この人との出会いは本当に今思えばすごく重要でしたし、背筋が伸びる。
そんな人です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?