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yumenotamago
【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】半壊以上の被災者は医療費免除!歯医者や病院に通う人が増えている
能登半島地震による被害を受けた方々の中で、特に半壊以上の住宅に住んでいた被災者は、医療費が無料で受けられることをご存じでしょうか。知人からこの話を聞き、驚きましたが、実際に厚生労働省がこの支援策を行っています。被災者の負担を軽減するために、医療費の窓口負担や介護サービスの利用料が免除または猶予されているのです。
厚生労働省は、地震発生直後から、住宅が全壊・半壊した方や、家計を支えてきた家族を失った方々を対象に、医療費や介護サービスの費用について免除や猶予を実施するよう、各保険運営団体に要請しています。この支援のおかげで、被災者は必要な治療を受けるための負担を気にせず、医療機関に通うことができています。
石川県だけでなく、新潟県、富山県、福井県も対象となり、後期高齢者医療広域連合や国民健康保険、協会けんぽなどがこの免除を決定しました。また、566の健康保険組合でも同様の免除や猶予が行われています。介護保険の利用料も、4県42市町村で免除が決定されており、今後さらに免除対象の団体が増える可能性があります。
私の周囲でも、医療費の免除が始まったことで、歯医者や病院に積極的に通う人が増えています。七尾市内の歯医者では、予約がいっぱいになるほどの混雑状態だそうです。震災で心身共に疲れた方々が、こうして体のメンテナンスをしながら、少しずつ前向きに歩んでいく姿を見て、とても励まされます。
医療費の負担が軽減されることで、治療を受ける機会が広がり、少しでも早く健康を取り戻す助けになることを願っています。