【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】石川県の人口が46年ぶりに110万人を下回る!奥能登地域の過疎化が止まらない
石川県の人口が46年ぶりに110万人を下回ったことが明らかになりました。県が発表した推計によれば、2024年9月1日時点で石川県の人口は109万9086人です。石川県の人口が110万人を割り込むのは1978年以来のことになります。
人口減少は全国的な問題である一方で、特に地方部でその影響が顕著です。石川県においても、過疎化の進行が地域社会に大きな影響を及ぼしつつあります。その中でも、奥能登地域は地震による被害が追い打ちをかけ、人口減少がさらに深刻化しています。
地震が引き起こした奥能登地域の人口減少
地震の被害が大きかった奥能登地域では、特に人口減少が顕著です。昨年同時期と比較すると、奥能登全体で7.8%もの人口が減少しており、その数は4351人に上ります。市町ごとに見ても、輪島市で2027人、珠洲市で1072人、能登町で788人、穴水町で464人が減少しており、各地域の人口減少は深刻な状況となっています。
また、地震発生から9月1日までの人口減少数も見過ごせません。この間に奥能登地域では合計で3748人が減少しました。輪島市では1765人、珠洲市では939人が減少しており、地震による影響がいかに大きいかが伺えます。
地域消滅の危機と未来への挑戦
このような人口減少が続けば、地域の消滅も時間の問題と感じられます。高齢化や若者の流出、仕事の機会の減少などが重なり、過疎地は存続の危機に立たされています。地震の影響でさらに困難な状況に直面している奥能登地域は、その存在そのものが危ぶまれることになりかねません。
地震と大雨を経験し、多くの困難を乗り越えてきた奥能登地域の人々には、その土地に根ざした誇りと強い絆があります。地域を守り、未来に向けて立ち上がる力は、厳しい状況にあっても失われていません。過疎地が持つ本来の魅力を再発見し、それを地域外の人々に伝えること、そして共に支え合うことが、過疎地の存続に向けた鍵となります。
前向きな未来に向けて
確かに人口減少や過疎化は深刻な問題ですが、それを克服するための希望も存在します。奥能登地域では、地元の人々が一致団結して、地域の魅力を再発見し、外からの応援を求めています。地元の伝統や文化、自然を活かし、観光や地域資源の活用を通じて新しい価値を生み出すことが可能です。これにより若者が地域に戻り、新たな雇用を生むことができれば、過疎化の進行を食い止めることも夢ではありません。過疎地の存続は難しい挑戦ではありますが、希望と努力を持ち続けることで、必ず道は開けると信じています。
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