悪魔の誘い・・・「こちらへどうぞ!」_20180819札幌記念
ある昼過ぎ、午後2時ごろだったろうか。
暑さも一段落し、タンメンか味噌ラーメンが食べたくなり、たまに来ることのあるラーメン屋に入った。
「いらっしゃいませー!お一人様ですか?」
若い外国人男性の店員が流ちょうな日本語で迎えてくれた。
「はい」
「こちらへどうぞ!」
目をやると、カウンターではないが一人客が集まる長テーブルを指さしていた。
だが、俺はその言葉を無視して、2人用テーブルに腰かけた。
「◎$♪×△¥○&?#$!」
なにか店の外国人はわめいていた。
(そこ、日本語にしないんだ。なんか卑怯だな)
遅れてその店員は俺の前に水を置いた。
「味噌ラーメンください」
俺は自己チューなのか?
店内は昼時を過ぎ、客は1人客と2人客1組の3人。
店はガラガラだった。
こんなガラガラなのに客を好きなところに座らせず、店員の都合を押し付けるのはどうなんだろう?こことあちらではどれだけ労働力が違うのだろう?
状況を臨機応変に判断できないマニュアル野郎なのだろうか?
若いのに楽することを最優先にする人は、きっと大成しないだろう。
4人用テーブルではなく、2人用テーブルに座っただけでも俺の心遣いだ。
そして、もうひとつ長テーブルに座らなかった理由がある。
椅子に背もたれがないのだ。
俺は腰痛持ち。
だから背もたれのあるテーブルに座ったまでだ。
そういえば、この店・・・・・・思い出した。
以前も一人で来たとき。
「いらっしゃいませー!こちらへどうぞ!」
店内が非常に混んでいて、4人用テーブルが1つ空いていたものの、俺は躊躇なく店員が指さす1人客用長テーブルの空いた席についた。
そして注文したラーメンを食べていた時、左隣の席の男性が食べ終わり、タバコを吸い始めた。
この店、禁煙ではなかったのだ。
しかもわずかに風下であったこちらに煙が来る。
食べているものの味がまったくわからなくなった。
というか、タバコ風味のなにかを食べている感覚だ。
でもこんなことでキレる俺ではない。
味のしないラーメンを食べ続けた。
「いらっしゃいませー!こちらへどうぞ!」
また一人客の男性がやってきて、空いていた俺の右隣の席に座った。
「はい、お待ち!」
右隣の彼が食べ始めた。
「ん?」
俺の右腕に何か当たった。
気にせず俺は食べ続けた。
しかしまた、当たった。
見ると、この右隣の男性客は左利きだったのだ。
俺は右脇を必要以上に締めた。
ゴルフでオーバースイングにならないように練習をしているのか。
野球の打撃で内角球をうまくさばくために腕をたたむ練習をしているのか。
長テーブルは椅子の間隔も狭く、ぎゅうぎゅう詰めなのだ。
店の効率を考えているのだろうが、客の快適さも考えてもらいたい。
俺は「また来たいな」とは、思わなかった。
「こちらへどうぞ!」にご用心!
◇◇
さて、本日は札幌記念。
⑬スズカデヴィアスを狙う。
騎手三浦皇成が、「こちらへどうぞ!」と馬をエスコートして今度こそ先頭でゴールイン!
(勝馬投票は自己責任でお願いします)
[今年の当たり]
〇エルムS ドリームキラリ 3人気2着 ←New
◯安田記念 アエロリット 5人気2着
◯高松宮記念 ナックビーナス 10人気3着
◯阪神大賞典 サトノクロニクル 4人気2着
◯弥生賞 ワグネリアン 2人気2着
◯京成杯 コズミックフォース 2人気2着
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