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「北風と太陽」(先人はなんてうまくて良いことを言うのだろう)

最近、本当に素晴らしいなと思って止まないはなしがあります。(なんで今更って自分で思ってますが)

「北風と太陽」です。

記憶に残っているサビ的な部分としてはこんな感じですよね。

北風と太陽が旅人のコートを脱がせる勝負をします。北風が風で脱がせようとするが旅人はむしろ力強くコートを握ります。太陽のその熱によって旅人が自らコートを脱ぎ太陽の勝利。

この話し、相手を説得するときにとっても大切なエッセンスが込められていて、それを分かりやすく例えてますよね。コミュニケーションのあるべき形だと思っちゃうんです。

少し深く掘り下げると北風の場合、コートが飛んでいってコートを失います。太陽の場合、脱いだコートを自分で持ってるのでまた着たくなったら着れるのでマイナスはありません。実は旅人の中のメリットとデメリットがはっきりしてますね。


ビジネスシーンなど意見がぶつかったとき、真っ向に圧力を加えると相手はポジションをとってしまい自分の意見をむしろより強固なものにするようになっていきます。これはまさに「北風」です。

そこで太陽のように、相手が自ら意見を取り下げやすくするような働きかけが効果的ということですよね。

ぜひビジネスシーンに活かせたらと思うわけです。

でも「太陽」難しい

だって、真似ようとしている相手が「太陽」ですよ。もう神様的な特別な存在ですよ。それを倣うなっておこがましい。せめてそれっぽいことを考えてみよう。


具体的な例で考えてみましょう。

開発システムの納品日の延期をしたい開発部と、納期に間に合わせたい営業部がぶつかってしまった。自分が開発部だったらどのようにしたら太陽のようになれるのか。

まず、超単純に北風で。「その日までにとても間に合いません。納期を延ばしてください!!無理なんです!!」これ言うと営業部は「そこを間に合わせるのがあなたたちの仕事でしょーが!!」とコートを握る手により力が入りますでしょう?

なので太陽で。・・・、・・・。どうやったら太陽になれるのでしょうか?営業部が自ら納期を延ばしたくなる理由とは。延期したほうがよりメリットが出る状況ですね。「延期をするがそれによって性能がアップしクライアントの満足度が大きくなるや、アップセルまたはクロスセルされる」といったところでしょうか。

これを実現するには、もともとの仕様を超えたものを延期した日までに付け加えるということですね。そこまで踏まえて伝える。これに信ぴょう性があれば営業部がクライアントに自ら延期の交渉をしたくなるでしょう。

と、こんな風に、相手がより喜ぶものを提供する提案が太陽ということですね。でも、とっさの意見のぶつかりでそこまで考えるのは簡単ではないと思います。

なのでまずは「あれ?俺のこの伝え方って北風になってないか?」って自分に投げかけることができれば、ただのぶつかり合いは避けることができると思いますでしょう?


最後まで読んでくれてありがとうございます。今日も今日とてダジャレを贈ります。と思ってるのですが、ごめんなさい今日はどうしてもダジャレが浮かばなかったです。次回こそは4649!

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