今読むべき本
最近のこの「あきらかにヤバい状況」を考える上で、過去のフィクションやノンフィクション、思想等、とにかく読むべき本を簡単に挙げてみる。
ジョージ・オーウェル『1984年』
思考を捨てた人間が喜んで受け入れるディストピアの話(これまだ今読みかけ)
オルテガ・イ・ガセット『大衆の反逆』
善良な大衆、専門的な知識しかないのに全知全能かの如く振る舞う専門家、都合のいい情報しか流さないメディアの齎す問題への追究の書。
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ『善悪の彼岸』『道徳の系譜』
カントが唱える道徳論、特にキリスト教式道徳が齎す、畜群の有害さと、それを克服することの意義を説く書。
山本七平『「空気」の研究』
大東亜戦争時に彼が感じた日本国内を支配する摩訶不思議な「空気」に関する研究の書
マックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
カルヴィニズム、予定説が、予め救われる人間は決められていると言う流行的な価値観が、自分も救われる側だと信じる為に誰もが疑うことなくカルヴィニズムを信奉し、その結果、資本が貯められ、資本主義ができたと言う話だが、今の話で言う注目点は前者のみ。
コロナで世の中おかしいと思ってる人はこれ等の考え方に触れれば、より核心に近づけると思う。