カロリーが全てなのか?
Q:カロリーや栄養成分表示を100%信じていいのでしょうか?
そもそも、カロリー等の数値はあくまで目安です。
現状の日本の食品表示の法律的には、実は表示カロリーの±20%位は誤差があってもOKというルールなので、例えば500kcalだと±100kcalの誤差があるかもしれないということになります。
また、ダイエットは基本的には摂取カロリーが消費カロリーを下回れば理論上痩せていくのですが、個々の内臓のポテンシャル(消化吸収力や代謝力)により、同じカロリーを摂っていても吸収しやすい人、しにくい人もいますし、季節(外気温)や女性の場合は生理前後によっても基礎代謝が約10%程前後します。
よって長期的には、厳密なカロリー管理よりもPFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物のバランス)やトータルのタンパク質量の方が大事です。
タンパク質の方が、食事誘発性熱産生(DIT)という数値が高く、炭水化物や脂質に比べると食後の代謝が良かったりと環境や個人によって差があります。糖質やカロリーだけ制限してもなかなか順調に痩せられないのはそのせいです。
カロリー等の数字が目に入ると、自分を追い詰めすぎてしまう場合は、一旦数字から距離を置くのも1つの手ですよ。
数字は目安としてうまく活用する(能動的になる)ようにして、数字に振り回されない(受動的にならない)ように意識していきましょうね。