四国歩きお遍路のすすめ⑤ 歩きお遍路3日目〜お遍路道の1番の難所〜遍路ころがし12番札所焼山寺まで
みなさまこんにちは。
歩きお遍路の続きです。
3日目となる日は、四国八十八か所の中でも最難関と言われる
12番札所の焼山寺までの道のりがありました。
まず、私が歩きお遍路を決めた理由として、焼山寺を無事に乗り越えられるかどうかが、不安材料でした。
でもその不安を解消してくれたのが、焼山寺を降りた後、一番近くにあるお宿の
すだち庵に宿泊ができる事になったからです。
焼山寺まで、山を3つ越えて行かないといけないため、
その後に止まるお宿までの道のりが長くなるようであれば
歩いて辿り着けないかもしれないという心配があり、
焼山寺近辺のお宿に3軒ほど予約のお電話をしたところ、
シーズンオフだからか、電話に出なかったり、予約のお問い合わせメールにも
返信がなかったりする中で、唯一すだち庵さんが折り返しのお電話をくださって、
宿泊できることになったんです。
焼山寺から一番近いお宿ということも嬉しかったのですが、
他の人のブログなどを見て、どうしてもすだち庵さんに泊まりたかったので、
すだち庵さんに予約が取れた時点で、歩きお遍路をしようと決めたと言っても過言ではありません。
さて、3日目のスタートは吉野旅館から歩いて数分のところにある
藤井寺横にある焼山寺へのお遍路道から始まります。
前日にまとまった雨も降り、当日も雨がぱらつく中でのスタートになりました。
登山道に入る前に、一人の男性とすれ違い、
「雨で足元が悪いのと、山を登る体力に自信がないから戻ってきた」とのこと。
「この天気の中女性一人で登るんですか?今日は誰も山に入らないと思いますよ」と言われたけれど、
私の中では「雨が降っても登る」という選択肢しかなかったのと、
「きっと雨は止むだろう」という予想から、少しの恐怖心を抱えて
山に入りました。
山に入ると、少し薄暗くて、もちろん誰もいなく、少し不安になりましたが、
なぜか私は弘法大師さんが本当に近くについていてくれている気がしたので、
着々と山に入っていきました。
そしてまた少し歩くと、鹿の親子が目の前に現れました。
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