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テレビブロスを読んでほしい。

テレビブロスを定期購読している。

しかも自宅配送ではなく、最寄りの本屋で定期購読をしている。

ネットで本が買えたり電子書籍で本が読めたりするこのご時世に、わざわざ定期購読を取りに、毎月本屋へ行くのだ。


というのも、私は本屋がとても好きだ。

仕事で疲れた日は、本屋に寄ってぐるぐる歩いて気になった本をパラパラめくってなんとなく惹かれた本を数冊買って帰るということをよくやっている。

そうして出会った本や雑誌たちのページをペラペラとめくっていくと、新しいことを知ったり自分の興味の幅が広がったりする。ふと読んだページに感動したりもする。

私にとって月に一度の本屋タイムが設けられることは、決して不便なことではないのだ。


さて、テレビブロスだ。

この雑誌を読み始めるようになったのはわりと最近で、数年前からのことだ。

私が文字起こしをしたインタビューが時々載ってた縁なんだけど、毎号読み応えがあるのでだんだんそういう事情は関係なしに読むようになり、今年の春から定期購読をするに至った。


なぜ数年前から読んでるテレビブロスについて今更つらつらと書いてるのかと言うと、今発売されている9月号が本当に最高だからだ。

創刊32周年記念号なのだが、表紙&特集がなんとキングコングなのだ。

定期購読カード(めちゃくちゃアナログで愛おしい)をレジで私、店員さんが本を取ってきて「こちらでお間違いないですか」と出された瞬間に、めちゃくちゃビックリした。

7月にYouTubeチャンネルの登録者数が100万人に到達した梶原さんと、オンラインサロンとか絵本作家とか独自路線を突っ走ってる西野さん。

テレビでの露出は少ないもののエンタメ業界を背負って立つようなコンビが、テレビブロスの表紙って!しかも創刊32周年記念号で表紙って!と、もうなぜかめちゃくちゃ興奮&感動してしまったのだ。


同居人にその話をしたら、どうやら「毎週キングコング」でもテレビブロスのことを話してるらしく、さっそくその動画を見た。
(テレビブロスの話は17分40秒あたりから)

このトークもなんかもう、めちゃくちゃよかった。

梶原さんが言ってた
「そないテレビに出てないのに、そんな二人がテレビブロスの表紙飾るってエグない?!」
マジ、この言葉に尽きる…。


テレビブロスは2018年4月からテレビ欄ページを廃止している。

今はテレビという枠を超えて、Amazon prime videoやAbema TVなどのネット配信の番組の紹介なども行なっている。

名前には「テレビ」と付いてるけど、テレビブロスはエンタメ・カルチャーを網羅するめちゃくちゃ先進的な雑誌なのだ。

そんなことを考えてみると、やっぱりこのタイミングでキングコングが表紙を飾ってるってめちゃくちゃ最高…!
本当、テレビブロスさんありがとうございます!という気持ちでいっぱいになったのだ。


今号は他にも、「32=ミニ」という語呂合わせで「ミニミニ芸人名鑑2019」という超ニッチなページがあったり、きゃりーちゃんが「元カレのライブに行ってきたし!」という題名でセカオワのライブに行ってきたという愛に溢れた文章を書いていたり、原田龍二さんが裸一貫グラビアしてたりしてもう本当に最高だった。

テレビブロスは普段画面越しに見てる芸能人の違った一面を知ることができる本当に特別な雑誌なんだと改めて思った。

SNSを活用する芸能人が増えて、気軽にプライベートっぽい一面を目にする機会は増えた。

だけど、そんなことじゃなくても身近に感じてもらえる手法っていっぱいあるんじゃないのかな。
テレビブロスを読んでるとそんなことを考える。


何様だと思われるかもしれないけど、これを読んでテレビブロスが気になった方はぜひ本屋へ行って読んでほしい。

「え!この人も連載やってるの!!」という驚きが、必ずあるはずです。


eri


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