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手抜きがコミュニケーションに?疲れた時は「紙皿」の手も借りよう。価値観を意識した手抜きの工夫
「手を抜いてくれていると思うとホッとする」
最近、夫からそう言われました。ありがたい限りです。
「手を抜くことを称賛するなんて!」と思われる方もいるかもしれませんが、実は、パートナーに対して「もう少し手(肩の力)を抜いてもいいのになぁ」と思う瞬間は、皆さんにもあるのではないでしょうか?
というのも、共働き・核家族時代、皆さんは毎日本当に「頑張っている」と感じます。そんな皆さんが「手(肩の力も)を抜く」きっかけになれば嬉しいです。
価値観を意識した妻も夫も使いやすい台所」の工夫について、以前の記事で紹介しました。今回は、価値観を意識した手抜きの工夫についてです。
⚫︎我が家の家事事情 やらずに済む工夫と「紙皿セット」の使い方
まず、我が家は普段から「やらなければいけない家事」を減らす工夫をしています。例えば、ドラム式乾燥機&畳まないで済む衣類の工夫、お惣菜&冷凍食品の常備、ヘルシオ&ホットクックの活用、食卓にそのまま出せる保存容器の使用などです。加えて夫の家事スキルが高いので、一般的な「おかあさん」的なしっかりとした家事はやっていません。
それでも、これが私の「頑張っている」状態で、疲れた日は「手を抜きたい」と感じることがあります。
疲れた時に「やらない認定」をすることについては別記事でまとめています。
その一つとして、疲れた時に「手を抜くこと」への手間を減らすために、「紙皿セット」を導入しています。
無地の紙皿(平皿・深皿)・割り箸・紙コップをそれぞれ5個くらいずつジップロックに入れて、取り出しやすい場所に収納しておきます。少し疲れたと感じたら、とりあえず台所にそのジップロックごと置きます。
いざ夕食の時に、元気であればいつも通りの食器を使いますが、「やっぱり疲れたな」と思ったら、紙皿を使って食後は「ポイ」です。
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⚫︎「紙皿セット」が家族のコミュニケーションツールに
この紙皿セット、最初は自分の心の余裕のために始めたのですが、夫にとっても役立つツールになっていました。
あっ、紙皿セットが出てる。疲れていたんだな…(察し)
こうして私の疲れバロメーターとなり、さりげないコミュニケーションの手段にもなっていたようです。
⚫︎きっかけは、来客後の時間も楽しみ尽くしたい→紙皿で後片付けをラクに
この紙皿セットを導入するきっかけは、「ストレスなく来客を迎えたい」という思いからでした。
友達を家に呼ぶのが好きな我が家です。ただ、ひとつだけ気になることがありました。それは、友達が帰った後の後片付けです。
特に日曜の夜に来客があった際には、片付けをすぐに済ませたくて、疲れているのに頑張って皿洗いをしていました。そんなとき、夫がのんびりしているとモヤモヤしたり、夫が片付けをやってくれると申し訳なく感じたりして、少しストレスになっていました。
そこで、自分の価値観を見つめ直してみました。
Q. 理想的な友人との時間の過ごし方は?
A. ゆっくり話せるし、色々な友人に家に来てもらいたい。料理や後片付けに気を取られず、友人が帰った後も余韻を楽しみながら、夫とゆっくり話したい。
そう、「夫と楽しい時間の余韻を共有したい」という気持ちがあったのです。そこで、来客時には紙皿と紙コップ、割り箸を使うことにしました。少し可愛いデザインの紙皿を使ったり、紙コップフォルダーを用意して、自分のコップが分かりやすいよう工夫もしています。
コストや環境への配慮は少し気になるかもしれませんが、我が家の笑顔が増え、幸福度が上がっているので、自分たちには合っていると思います。
⚫︎「手を抜く」ことに「👍」する文化が未来の子どもたちもハッピーにするかも?!
さらに「手を抜く」ことを称賛する文化もお勧めです。
我が家ではどちらかが、「今日デリバリーにしようか」「紙皿にするね」と言うと、すぐに「イイね👍」と反応します。「疲れてるなら私(僕)がやるよ」ということはありません。
夫が「手を抜いてくれていると思うとホッとする」と言ってくれた通り、気が楽になります。夫が凝った料理を作ったり、ピカピカに掃除をしてくれるのも嬉しいですが、「手を抜いてくれる」と、自分も肩の力を抜いて、無理のない範囲で家事をしたり、家事以外のやりたいことをする余裕が生まれます。
文化的な背景もあり、「手を抜く」ことに罪悪感を感じることもありますが、「即👍」をもらえることで、お互いに手を抜きやすくなり、その心と時間の余裕から笑顔で会話が増えます。子どもと遊ぶ時間も生まれ、家庭全体が笑顔に包まれます。
そして、いつか子どもたちが成長して、「疲れたけど家事があって辛い」と思った時に
あ、お父さんとお母さん、疲れた時は紙皿出してたな…
デリバリーを頼んでなんだかニコニコしてたな
と思い出して、肩の力を抜いてくれたら嬉しいです。
それぞれの家庭でこだわりたい「価値観」は大事にしつつ工夫することで、自分の「ありたい姿」に近づける社会が理想です。
皆さんのご家庭でも実践している工夫があれば、コメントで教えてくださいね。