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珍名の苗字に生まれて(自己紹介の様なもの)

はじめまして。潤間 洋平と申します。
1973年生まれ、妻+二男一女の平凡な家族の父です。

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潤間と書いて「うるま」と読みます。たまに「じゅんかん」とも間違われますし、名前と併せて「じゅんぺい」とか意味がわからない方向に行ったりします。

滑舌の悪さとも相まって、電話越しで「失礼ですがもう一度お名前をお願いします」といわれることがやたらと多いことが難点。

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「どの様な字をお書きしますか?」

「えっと、潤滑油の『潤』に…」

「はい?」

この「はい?」が毎度困る。

「ああ、潤うって字です。サンズイにモンを書いて、中に王様のオウ。それに仲間の『間』。アイダです。それに太平洋の『洋』に同じく『平』。はい、タイラです。」

ここまで説明してもメールで「閏」だったり「澗」だったりで送られてくる。仕事のPCやスマホは最初に文字登録が必須。実に面倒くさい。

最近はマツジュンのおかげでそう言えば分かりやすいのかもだけど、商談や公式の場で「マツジュンの潤です」なんてチョーシに乗って言ったら、「誰がマツジュンだ」と微妙な空気になっちゃうので控える。※ファンの人すみません。

そんな感じで名前を説明するのに毎度時間が掛かることが難点。

だけど珍名ゆえに名刺交換の場でちょっとした会話に繋がることが唯一のメリット。

そんな「潤間」という苗字ですが、全国に約330人だそう。

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その半分以上が僕の住む千葉県市原市。

そう、市原市以外で潤間の名を聞くことはほぼ無い。漆間とか宇留間は居ても。

ちなみに響き的に沖縄がルーツだと思っていたけど、現地で聞いてみたらそんなことは無かった。
「いやー、そんな苗字聞いたことないねー」と。(うるま市は最近出来た市。珊瑚を意味するらしい)

くだんの名刺交換上で「いやー、きっとご先祖さまが悪いことして島流しにあったんじゃないかって思ってるんですよー。ははは。」なんて会話をしていたけど、使えなくなってしまった。(別に使えなくはないけど)

そんな謎に包まれた苗字、「潤間」について色々調べたくなるのは必然。

たしか高校時代、地理の先生が同じ地域の出身ということもあり「潤間ってのは昔、豪族だったんだなぁ。世が世なら殿様だなぁ。」なんて言っていた。ホントかよ、現世で殿様がいいよ。不公平だ。なんて思ったものだ。

時は流れてインターネット時代。
自分の苗字を検索、、、したって出てこない。そりゃマイナーだもの。当然。

と、思っていたら先日こんなものがUpされていた。

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あ、父から聞いていた曾祖父さんの名前だ。住所も本家と同じ。北海道区水産研究所?、何だこれは。。

中身を見てみると明治初頭からの今津朝山地域に関する漁業のことやご先祖さまの名前なんかも記載されていて実に興味深い。

そういや、数年前に本家にお邪魔した際、酔っ払ったはずみで仏壇の位牌を全て出して確認したとき、一番古いもので「明和」の元号の位牌があったっけ。

そうなると地理の先生が言ってた「豪族」ってのもあながち間違いではなさそうだぞ。。もう少し調べてみるか、ってことで行き着いたのがコレ。

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なんだか凄い話になってきた。僕のルーツはユダヤ人だったのだろうか。確かに濃い顔してるけど。

残念ながらコレ以上は調べもつかないので諦めるしかないが、どうやら「潤間」という苗字はそれなりに歴史があって謎がある。そう思うと意味は分からないが誇らしい気持ちになった。

祖父は数年前に亡くなったけど、102歳という長寿で名誉市原市民になった。戦時中は近衛兵というエリートだったらしい。

親父も同じく数年前に亡くなった。街の床屋さんだったけど、昔ながらの職人で良くも悪くも真っ直ぐな人で尊敬していた。

小さなころ親父と本家に行くと祖父は家訓を読みあげては「立派な人間になれ」と僕らに言った。

あれから数十年。
今、僕は本業とは別にボランティアNPO団体を立ち上げ、理事長として動きはじめた。


結局、「潤間」という苗字が由緒あるのかないのかよく分からないけど、ご先祖さまに顔向け出来るように人生の後半を歩んで行かねば。それが珍名に生まれたものに課せられた使命だと勝手に思う次第なのであった。

珍名やだなー、悪いことしたら直ぐにバレちゃうなー、恥ずかしいなー。と思っていた潤間少年よ、何ら恥じることはないぜ。(この先捕まることあるかも知れないけどねw)

長文駄文、お付き合い頂きありがとうございました。m(__)m

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