短歌にふれる
先日、角川武蔵野ミュージアムに行って来た。
そこで、俵万智展が開催されていて、久しぶりに短歌にふれた。
私にとって短歌を身近に感じたきっかけとなったのが、俵万智さんデビュー作『サラダ記念日』だった。
当時、同じように感じた人も多かったのではないだろうか?
今年、短歌界の最高賞迢空賞(ちょうくうしょう)を受賞したことを記念して、ミュージアム内のギャラリーにて開催されている。
最高賞迢空賞、言いにくし、ふりがなが無いと読めない。
簡単に言うと、俳句・短歌界に最高の業績を示した句集・歌集に贈られる。
俵万智 展には、
#たったひとつの「いいね」『サラダ記念日』から『未来のサイズ』まで
という名前が付けられている。
俵万智さんの短歌の魅力は、私たちの暮らしの中にある歌が多いこと。
私が好きな歌をいくつか挙げる。
これを最初に詠んだときは、吐いた息が白くなるような冬の夜に恋人との会話を連想した。
コロナ禍である今、あらためて詠むと
肩が触れるほどの距離で交わす、何気ないこの言葉がどんなに貴重な時間で大切であったかを痛感せずにはいられない。
恋愛をした人ならきっと分かる、この気持ち。
未練がある恋を思い出した。
あの瞬間、あの時間が今では本当に愛おしい。
そして今日のこの瞬間も、数年後には懐かしく思い出されていくのだろう。
何かに夢中になっている人を見るのが私は好き。
いくつになっても夢中になれるって素晴らしい。
私の夢中はどこだろう?
今は、なんでも興味があることをやってみたい。
この 「note」もそのひとつ。
2021年11月7日まで開催されているので、気になった方は言葉の森へ。
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