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【就活体験記】やりたいことがなくて就活で迷走した私が本当にやりたいことを仕事にするまでの話②

こんにちは!新卒入社3年目、ITコンサルタントの卵です。

就職活動を始めた頃、会社探しに苦戦していましが、やりたいことを見つけてから会社を選びやすくなりました。(やりたいことを見つけるまでは前回の記事にまとめています。)

そんな私が次に直面した壁は面接でした。
入りたい会社の面接に進んでも、うまくアピールできず辛い思いをしました。

・アピールできるエピソードや能力が少ない
・会社に求められる人材に届いていない気がする
・自分に価値がない気がしてくる

本音では、やりたいことを仕事にしたい、この会社に入りたいという強い思いがあります。しかし、その想いが「失敗できない」というプレッシャーに変わり、自分をよりよく見せようと空回りして言葉に詰まってしまう。
いつしか、面接は苦痛な時間になっていました。

そんな中、私に大切な気づきを与えてくれたのは、ある面接で受けた厳しいフィードバックでした。

そこから得た気づきのおかげで、
・面接が苦痛でなくなり、
・成功談も失敗談も堂々と話せるようになり、
・自信もついていき、

最終的には、本気で入りたいと思った会社の面接に合格し就職することができました!

今回は、そんな面接での苦悩と気づきについてシェアします。


面接での苦戦:成果が小さくてアピールできない

自分に合った会社が見つかるようになり、選考に進む機会も増えました。面接の準備もスタートし、自己分析に取り掛かりました。

ただ、いざ考えてみると自分にはアピールできる成果や実績がないことに気づきました。なんとか、高校時代に卓球部の副部長として部員を増やした話や、アルバイト先で販売促進の提案をして少し売り上げが伸びた話を思い出しました。

アルバイト先のエピソードが自分にとっての一番大きな成果だと考え、面接ではその成果を全力でアピールすることにしました。

しかし、アルバイト先で売り上げを伸ばした話をしても、面接官の反応はいまいち。そして、面接結果は不合格でした。

その後の面接でも、自分の最大の成果をアピールしたのに不合格が続きました。そうすると、自分がどの会社からも求められていないと感じて自信をなくし、面接が怖いと思うようになりました。

だんだん「どう答えるのが正解か?」という目線で考え始め、自分の意見や本音を隠して面接官が求めていそうな人物像を演じるようになりました。しかし、本当に思っていないことを話しているため、深堀りされると上手く答えられません。やはり不合格が続きました。

転機:絶対に入りたい会社からの厳しいFB

そんな絶望的な状態の中、絶対に入りたい会社に出会いました。(弊社!)

利益よりもお客様にとっての価値を大事にする会社の姿勢に感動し、実際にお話した先輩社員が「難しいけどワクワクする!」と楽しそうに仕事を語る姿をみて、こんな人になりたい!と強く憧れました。

どうしても合格したいと思いました。なので、自分の過去の成果をアピールしようと、アルバイト先での成果をより具体的に、どのくらいの期間でどのくらい売り上げが上がったのか、を念入りに整理して臨みました。面接では苦戦が続いているけれど、それ以外の方法が思いつきませんでした。

そして、面接当日。
私は事前に整理した成果を、なるべく具体的に、丁寧に、説明しました。

しかし、面接官は私が一生懸命アピールした成果に全く興味を示しませんでした。それどころか、予想とは違うところを深く掘り下げられたので言葉に詰まってしまいました。

面接官が深掘りしたのは成果ではなく、「どうしてそれをしようと思ったの?」「元々どのような課題があったの?」・・・と成果に至る過程の話ばかりだったのです。
成果のアピールばかり考えていた私は、過程を整理していませんでした。当然、深堀りの質問に上手く答えられませんでした。

合格できるか不安でしたが、ウルシステムズに入りたい熱意が伝わったのか、面接の中で一次面接合格を伝えられました。
ただ、同時に厳しいフィードバックももらいました。

本当に聞きたいことが整理できていない
結果ではなく、どう考えてどう行動したのかを知りたい
今日の面接では、この会社に合っているか判断できなかった

そのフィードバックで気づきました。
面接官が知りたかったのは成果だけではなく、成果に至るまでにどのように考え、行動したかという過程だったのです。

そして、私の面接がうまくいかなかったのは、成果が足りないわけではなく、それまでの過程を整理できていないことが原因だったのです。

変化:面接で"過程"を話すように

踏み込んだフィードバックをしてくれた対応に感激し、更に入社したい気持ちが強くなりました。絶対に合格するため、私はアルバイト先での「売り上げ増」という成果に辿り着くまでに「どのように考え行動したか」という過程を整理することにしました。

私は不器用なので、就活を進めながら整理することはできないと考え、思い切って就活を止めることにしました。他の会社の選考を全て止め、ウルシステムズにも次の面接を待ってもらいました。

そもそも、なぜアルバイト先で販売促進の提案をしたか?を考えました。

私は某宅配寿司のアルバイトをしていたのですが、遅配(配達が遅れること)でお客様から怒られることが多く発生していました。
お客様が満足していない状況、怒られて仲間のモチベーションが下がっている状況、そんな状況を改善したいと思いました。そして、「遅配したときに割引券でも渡しませんか?」と店長に提案しました。遅配しても割引券を渡すことでお客様に喜んでもらいたい、仲間が怒られることもなくしたいと考え、アイデアを店長にぶつけたのです。
過程を考えることで、単純に売り上げを伸ばすために提案したのではなく、お客様や仲間の環境を改善するために一生懸命考え、そしてアルバイトの立場でも勇気を出して店長に提案していたことに気づきました。
過程を整理することで、自分の考え方、そしてそれに基づいてどんな行動をしたのか、を自覚する事ができたのです。

さらに、過程が大事だと気づいてからは「しっかり過程を伝えられるなら大きな成果がなくてもよい」と考えるようになり、話せるエピソードが増えていきました。

過程を整理する中で面接に対する捉え方も変わりました。今まで「凄い成果や実績を認めてもらわないといけない」と思っていましたが、自分が本当に考えてきたこと・行動してきたことを整理して話すだけでよい、という感覚に変化していきました。

合格!

選考を再開して、面接で過程を重視し、成功談も失敗談も本音も話すようになると、言葉に詰まることもなくなり、イキイキ話せるようになりました。

以前は質問や反応が薄かった面接官も、考え方や行動を整理して伝えることで、興味を持って質問をしてくれるようになりました。私も本当に考えていたことを話せているので回答しやすく、質疑応答が活発になりました。
面接への怖さが消え、良い結果ももらえるようになりました。

そして合格しました!!(弊社!)

合格後のフィードバックでは、地道に努力する子で素直、自身の経験から学んで活かす能力が高い、今までの考え方や行動とウルの求めている人物像が一致しているので活躍できる、と伝えられました。過程の話を通じて把握された私という人間がウルシステムズに合っていると評価されていました。

気づき:成果はアピールポイントにならない

「塾で生徒の成績を上げました!」「サークルの勧誘にSNSを使うことで人数を増やせました!」
面接でこのようなお話をされる学生さんは多いと聞きます。

たしかに、成し遂げたことは素晴らしいです。

しかし、面接官が聞きたいのは成果だけではありません。
成果を出すまでに、どんな過程を踏んだかを聞きたいのです。

では、なぜ「成果」ではなく「過程」が大事なのでしょうか?

成果を出すまでにとった行動がその人の価値観を表し、その価値観が今後の社会人生活での行動を左右するからです。
仕事において、課題にどうやって向き合いそうか、行動を起こして成果を出せそうか、会社の価値観や文化に合いそうか、そんなことを考え方や動き方から見極めているのです。

つまり、成果はどうであれ、その成果を出すまで自分が何を考えどんな行動をとったか、を話すことが大事です。(面接を担当する先輩社員には「成果は見ない。過程にしか目を向けていない。」と話す方もいました。)

もう一つの気づき:本音を共有することで自分に合った会社に入ることができる

さらに、もう一つ気づいたことがあります。

過程を整理することで、自分がやりがいを感じるタイミングや、どのような働き方を望んでいるのかが次第にはっきりしてきます。自分の仕事観と向き合うことができます。

その本音の仕事観を面接で話すことで、会社とのミスマッチを防ぐことができると思っています。なぜなら、自分の本音を共有して評価されるということは、その会社と期待や価値観が一致しているということだからです。
逆に言えば、面接で自分を偽って評価されても、入社してから本当の自分の考え方が会社と合わない可能性が高くなります。

過程や考え方を整理して本音を共有することで、本当に自分に合った会社に入ることができるのです。

実際、私は入社してから2年が経ちますが、入社時から今でも充実していて本当に楽しく、この会社を選んでよかったと思えています。

気づいたことのまとめ

面接を通しての気づきは2つです。

・上手くいった成果だけではアピールポイントにならない、成果に向けてどう考えて行動したかがアピールポイントになる
・過程や考え方を整理して面接で本音を共有することで、本当に自分に合った会社に入ることができる

これが私の気づきです。

ここまでが、就活で迷走した私が面接を乗り切って本当にやりたいことを仕事にするまでのお話です。

最後までお読みいただきありがとうございます!(前回の記事から読んでくださった方、本当にありがとうございます!)
皆さんが本当にやりたい仕事を見つけて合格できるよう、そして、就職活動が自分自身と向き合った大事な時間だったと思えるよう心から応援しています。

おわりに

この記事に共感していただいた方やウルシステムズに興味を持っていただいた方、どれだけ凄い先輩社員がいるのか気になった方は、ぜひ採用ページもご覧ください!

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