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2月のハイドパーク

マラケシュから帰ってきたら、ロンドンの町並みがずいぶんキレイに感じられた。

東京に比べるとロンドンって、石畳のうえに犬の落とし物があったり、ゴミが散ってたり、タバコ吸って歩く人も多かったりで、決してキレイって言えないんだけれど。

ずいぶん昔のことになってしまったけど、エベレスト街道から日本に帰国したとき「わあー、キレイー!裸足になれるくらい!」と、感動のあまり品川駅のホームでクロックスを脱ぎそうになった女友達のことを、不意に思い出した。

補足すると、その時は倒産寸前のロイヤルネパール航空の2日以上の遅延に巻き込まれ、支給されたバウチャーはどこのホテルでも断られまくり、電気不安定だからカードも使えず、そのうえ高熱なのにカトマンズ空港のロビーで寝袋でいつ帰れるかもわからないとか、とにかく、だいぶしんどいことになった挙げ句の果の無事帰国だったので、ほんとに泣くほど嬉しくて、大袈裟ではなく、裸足になれそうだったのだ。

その時ほどのギャップではないけれど、やはりマラケシュはあっち、ロンドンはこっちの世界なのである。久々にこの手の旅をしたなあ。

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40代半ばで夫婦はじめての海外暮らし。旦那は一年の私費留学を終え、現地で仕事開始。7歳と4歳で渡英した子供二人はバイリンガルになれるかな?表では書けないニッチな話や個人的な考えも盛り込みつつ、ワンコインで月に20本前後をお届けします。購読中はマガジン内の過去記事(200本以上)もすべて読み放題です。

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