2月のハイドパーク
マラケシュから帰ってきたら、ロンドンの町並みがずいぶんキレイに感じられた。
東京に比べるとロンドンって、石畳のうえに犬の落とし物があったり、ゴミが散ってたり、タバコ吸って歩く人も多かったりで、決してキレイって言えないんだけれど。
ずいぶん昔のことになってしまったけど、エベレスト街道から日本に帰国したとき「わあー、キレイー!裸足になれるくらい!」と、感動のあまり品川駅のホームでクロックスを脱ぎそうになった女友達のことを、不意に思い出した。
補足すると、その時は倒産寸前のロイヤルネパール航空の2日以上の遅延に巻き込まれ、支給されたバウチャーはどこのホテルでも断られまくり、電気不安定だからカードも使えず、そのうえ高熱なのにカトマンズ空港のロビーで寝袋でいつ帰れるかもわからないとか、とにかく、だいぶしんどいことになった挙げ句の果の無事帰国だったので、ほんとに泣くほど嬉しくて、大袈裟ではなく、裸足になれそうだったのだ。
その時ほどのギャップではないけれど、やはりマラケシュはあっち、ロンドンはこっちの世界なのである。久々にこの手の旅をしたなあ。
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