つかさまき|Maki Tsukasa in London

ロンドン3年目。岡山出身、Bird Lover。10歳と7歳子育て中。ブログは趣味、英語併記は筋トレです。英国赤門学友会の人物紹介も書いてます。<https://note.com/ukakamon> 写真は Húsavík and Látrabjarg @ Iceland

つかさまき|Maki Tsukasa in London

ロンドン3年目。岡山出身、Bird Lover。10歳と7歳子育て中。ブログは趣味、英語併記は筋トレです。英国赤門学友会の人物紹介も書いてます。<https://note.com/ukakamon> 写真は Húsavík and Látrabjarg @ Iceland

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つかさまきの自己紹介

Updated 11.2024 はじめまして!目を留めていただきありがとうございます。 「つかさまき」は、本名の最初と最後の漢字をとった筆名です。創作が好きだった子供の時、じいちゃんが「小説家でデビューしたら、ペンネームはこれを使え」とつけてくれました。 で、いまだに小説家デビューはしてませんが、 東京大学で出会った相手と結婚し、高齢出産で2児の母となって東京に住んでいましたが、2021年12月に旦那が会社を辞めて自腹で留学するのにくっついて、一家でロンドンに移住しま

    • Greeting Father Christmas

      English follows (just for the introduction part) 英国人は、クリスマスのあのお方のことを「ファザー・クリスマス」と呼ぶ。ケルト文化由来の妖精で、サンタクロースとは本来別の存在らしい。 赤い服のサンタクロース(由来:聖ニコラウス)は1940年代にコカ・コーラ社が世界中で流行らせたというのは有名な話だが、いまや人種と文化の坩堝であるメトロポリタン・ロンドンでも、その名を讃える数々のクリスマスソングとともに、アメリカから逆輸入され

      • a fig-scented dream

        English follows 夜のうちに雨が降り、庭の石畳の上にしっとりと濡れた落ち葉が降り積もった今朝。玄関を開けたら「あれっ、今日はイチジクの匂いが強い」と感じた。 庭にはイチジクの木が5本もあって、たくさん青い実をつける。でも、普段はこんなに香らない。 「冬になるとこれ以上熟さないから、そろそろ青い実もジャムに」と、いくつか大きめのものを昨日収穫したからかな。その傷口から滲み出た精油が、湿気に乗って庭に立ち込めているのだろうか? その香りが身にまとわりついて、

        • Gillie and Marc

          English follows キングストンはうちからバスで20分。おしゃれっぽさには欠けるけど、ちいさな街に主要なデパートや路面店が揃っていて、おいしい軽食屋も多いので、時々買い物に重宝している。 今月になって、ハイストリートの周辺にあたらしい路面展示が設置されているのを見つけた。リアルな動物と、擬人化したウサギとイヌの組み合わせは、一眼見てわかる、 Gillie & Marc の作品。 可愛くてどっしりしているブロンズ像は野生動物の保護を訴求するもの。気軽に触れたり

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        • 山のはなし
          2本
        • 潜在意識のメモ
          110本
        • 仕事スタイル
          59本
        • This is me
          10本
        • 月過人已靜
          75本
        • 五つ星
          91本

        記事

          Guilty Sweets

          English follows 先日旧友が出張ついでに会いに来てくれて、共通の友達に送るための写真を一緒に撮ったら、自分の笑顔が朝青龍っぽくて「ぎゃっ」と思った。 引っ越してこのかた、庭の果物を生かそうと思ったことをきっかけにお菓子作りに目覚めてしまって、たてつづけに作っていたからな・・・しばらく砂糖と小麦を減らすように意識するけど、備忘録までに、うまく作れるようになった二つを紹介したい。 Pastéis de Nata  日本では「エッグ・タルト」っていう?発祥の地

          In the sound of silence

          English follows 11月11日はRemembrance Day。第一次世界大戦で国を守って亡くなった人たちに感謝と祈りを捧げる日。 前に住んでいたセントラル・ロンドンの住人は様々なバックグラウンドであったので、そこまで街を挙げてという印象ではなかった。が、先祖代々の英国人が多いテディントンでは、この時期、街のあちこちにシンボルの赤いポピーが飾られているのが目立った。スーパーの前や雑貨屋のレジでポピーの小物を買って、服や車に飾り付けている人も多い。 子供たち

          Odd socks day

          English follows 今日は学校がOdd socks dayというので、子供たちの、左右違う色のくつしたが賑やかだった。 今週はAnti-bullying week、イジメ撲滅週間で、先生も生徒も、カラフルな個性を象徴する靴下を履いてそれを意識しましょう、というのだ。 いじめといえば、子供の時に映画の「ネバーエンディングストーリー」で見た、いじめっ子たちに追いかけられた主人公がゴミ箱に詰め込まれるっていうのは衝撃だったな。プライマリー・スクール(Year6まで

          Apusski Dusky

          English follows 娘が時々「アプスキー、ドゥスキー」と口ずさむので、それは何?と聞いたら、魚だという。 妙に気になるので調べたら、The Wiggles という、オーストラリアの子供番組の人気グループの歌だった。 歌詞の一行目で主人公が明かされる。英語で「serdine」といえばイワシ。平和な歌だ…。 行間にはいるApusski dusky, apusskiduは最初、どこかの言語によるイワシのことかとおもったけれど、語感をたのしむためのナンセンスな造語

          Fields of gold

          English follows この時期4時すぎには日が落ちる。 夕食前にブッシーパークに散歩に行くと、 自転車を飛ばす子らの影が、金色の野原に眩しく揺れる 立派なツノの男鹿が太い雄叫びを上げ、 彼の群れが一斉に応える 首の長い鳥たちは森へ帰っていく。 空高くにいくつものVを描いて そしてわたしの脳内では この曲が流れはじめる。 In this season, the sun dips below the horizon a little after 4 p.m

          At their own risk

          うちの近所にはPumpがある。BMX(Bicycle Motocross ) Track というのが正式名称。日本語だとどういうのかわからないけど、でこぼこの地面を走って回れる自転車用の遊び場だ。 英国の小さい子供向けのプレイグラウンドは安全のために柵で囲われ、工夫された遊具がたくさん整備されていて素晴らしい。我が家も、渡英したての頃は、ハイド・パークのプレイグラウンドで散々遊ばせてもらった。 でも、やはり適齢期というものかあるようで、息子は10歳になった頃から、プレグラ

          Fireworks in Winter

          English follows 11月のロンドンといえば、花火。 1605年に国王を爆殺しようとして捕まった実行犯が、ガイ・フォークス。その国家転覆の陰謀が未遂に終わったことを祝って、11月5日前後には、あちこちで花火や焚き火のお祭りが開催される。 日本人にとって花火とは夏のものにほかならない。だから、移住1巡目の冬(2021年)の私は、花火の音を遠くに聞きながらも、こんな寒い夜に一体誰が見に行くわけ?と、心底解せなかった。 コロナ禍の冬だった。光熱費が高騰し、セント

          Ghost!

          English follows ロンドンのハロウィンは、アメリカほどではないけど、仮装した子供が飾り付けた家を巡って「Trick or Treat」をするのが中心だ。 前に住んでいたエリアでは、たまたま近くに凝った演出をする豪邸通りがあって、そこで楽しい思いをした娘は「今年もハロウィンしたい」とだいぶ前から言っていた。 が、うちの近所はあまり盛り上がってないし、こちらの学校で仲良くなったお友達もハロウィンはしたことがないというので、1週間前くらいに家の近くの史跡のストロ

          Book festival

          「ブック・フェスティバル」に行ってきた。自分のためではない。広告で、好きな作家に会えることを知った息子(10歳)が行きたいというから申し込んだのだ。 ロンドン中心のBarbican Centerまで、今の家からだと、電車を乗り継ぎで1時間超えの小旅行。何度か観劇に来たことのある大きな文化センターだが、3階に上がると、貸会議室の一部が巨大な温室スペースになってて驚いた。鯉が泳ぐ池まであったよ。 事前予約したワークショップやステージの合間に、みんな人工芝の上のビーズクッション

          Haunted Palace

          English follows  英国が冬時間に切り替わる、10月27日。例年急に夜が長くなり冬が来た気がするものだけど、今年は抜けるような青空のあたたかい1日だった。 娘(7歳)の友達母娘と、プレイデートでハンプトン・コート・パレスに行ったら、同様に陽気に誘い出された人たちで賑わっていた。 よく散歩に行くブッシー・パークは実はこの宮殿の裏庭(裏山?裏草原?)みたいなものなのだが、なにしろでっかいので宮殿まで歩くと最短で40分もかかる。バスだと、Door to door

          Carrot cake

          English follows 英国に来て、こちらのカフェの定番の、しっとりしたキャロットケーキが美味しいことに気づいたのだが、ちょっと甘すぎるのが残念だと思ってて、ついに自分好みのを手作りすることにした。 人参をすりおろすのが少しめんどうたけど、それ以外は案外簡単。 ちょうど庭のイチジクがまとめて収穫できたので、ナッツと一緒に入れてみた。 焼き上がり…ブラウンシュガーがなくて白砂糖つかったら、当たり前だけどなんか白くなった。ケーキ型がなくてストウブの鍋で代用したら、

          Kenji and William

          English follows 「宮沢賢治の“早春”をゆっくり読む会」にオンライン参加しました。 “早春”は4行の詩です; 黒雲峡を乱れ飛び 技師ら亜炭の火に寄りぬ げにもひとびと祟むるは 青き Gossan 銅の脈 わが索むるはまことのことば 雨の中なる真言なり …この五七詩を、宮沢賢治の研究者の岡田さんのガイドで、みんなで読んだのですが、自分とは違う人の読み方や視点を聞いたりするのは興味深く、2時間があっという間でした。 例えば、わたしは完全に「ひとびと」のなか