
Norway - Day 04: blue panorama
English summary follows under pictures
霧の朝 - morning mist
スキー3日目。ゴンドラで、練習コースのある山の上へ行くと…濃霧。

マジックカーペットで足慣らしをしてから、隣の、小さい子たちもスイスイ滑っている短いコースに出ることにした。
ジップライン式に引っ張り上げてもらうリフト、スキー底を斜面から離さないので転げ落ちても痛くないし、慣れると楽しい。

昨日は頭痛でダウンしていた息子も、初日の実戦だけでボーゲンできるようになっていた。子供ってすごい。

ランチのあと、昨日までは強風で止まっていた山頂行きの大きいリフトに行列ができていた。
地図によると、距離は長いけど初心者コースで下れるから行こうよと誘ったけれど、子どもたちは霧が不安なのか「やめとく」と尻込みするので、ぎゅうちゃんがそちらにつきそうことに。
だけど、リフトに乗ると、途中からウソのように霧が晴れ、青空が広がった!しかも、山頂からのコースは下よりも緩やかで広くて、すべりやすそう!

青と白 - blue and white
すぐに写真を撮って「これは来なきゃ!」とみんなを呼んだ。
隣り合わせたおじさんはフィンランドから来たというので「そちらにもスキー場ありそうだけど」と訊ねると、「こっちのほうがコースが長くて楽しいから。」だって。
地元民らしい女性は、私がロンドンから来たと答えたら「最近ブリッツ(英国人)が増えてるのよね。あなたたちはスイスとかフランスに行くのかと思っていたけど。」…現住民ではないしスキーもほぼ初めてなので知らんけど、「温暖化と物価高の影響かな?」とか、適当に応える。
山頂駅付近は360度の眺望。どうやら、カバー付きで座席が暖かいこのリフト「Hafjell 360」はこのスキー場の目玉なのだった。
人はたくさんいるのにいろんなコースがあって広々としているから、緩やかなコースを選んで自分のペースで滑ることができた。(下の方は濃い霧だけど。)

2周目からは家族も追いついてきた。子どもたちはすでに私より上手で、息子は勢いよくどんどん降りていってしまう。娘は自由に曲がったり止まったり、時々振り返って笑ったりしながら一緒に滑ってくれれた。楽しかった。
3日間は物足りないくらいだったが、最後に素晴らしい景色を楽しめた。子どもたちの初スキーの思い出に、この青空と白いゲレンデが残るといいな。

さて、翌日はもう帰国なので、この夜はオスロの友達家族の家に止めてもらう予定だった。一足先に帰宅している彼らを追って、夕ご飯前に着くように4時頃にスキー場を出た。途中すこし渋滞があったが、東名高速や中央道のそれに比べたら何でもない。
しかし!あと1時間で到着というところで友達からメッセージが。
「電気系統が故障した!」
蝋燭のあかり - candle lights
コンロもオーブンも使えない、お湯も出ない!というわけで、急遽外食に切り替えて、お家の近くのレストランへ。
ピザ1枚が255kr、3500円くらい。トナカイのピザがあったのが、ノルウェーらしい収穫だった。もちっとした生地の上に乗っていた薄切り肉は、クセがなく食べやすかった。
友達の家は庭つきの広々としたハウスだが、保温構造がしっかりしているため朝まで暖房無しでも暖かかった。(推定広さ4倍以上なのにロンドンで住んでたフラットと家賃は同じだって…!)
雪遊びだったから1日くらいシャワーなくても気にならないし、スキー装備があるから暖房がなくても平気。屋根を借りられるだけで大変ありがたい。
しかも、友達がたくさんの蝋燭をつけてくれたおかげで、それぞれの部屋はなんとも素敵な雰囲気に。むしろ北欧な感じで楽しかった。

実用的な大きい蝋燭立てがいくつもあるので、停電よくあるの?と聞いたら、そういうわけではなく、可愛いから買っておいただけとのこと。うちにも蝋燭を揃えて、キャンドルナイトやってみたくなっちゃった。
〈5日目に続く〉