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「snaq.me」の方針に対する感銘+同社がサブスクリプション方式を採用する理由
今回はこちらの記事を見て、感想や考察をしていきたいと思います。
記事を読んで、というよりは記事に記載されている企業について調べてみた内容になっています。
・「snaq.me(以下、スナックミー)」とは?
率直に言えば、「おやつのサブスクリプションサービス」を提供する企業です。
ミッションとして、
ワクワクを詰め込んでハッピーな「おやつ体験」をお届けする(HPより)
ことを掲げており、お菓子を”モノ”ではなく、”体験”に昇華させることに価値を置いていることが分かります。
届くお菓子は毎月変わる100種類以上の商品の中から選ばれるそうです。「選ばれる」としたのは、消費者のリクエストは受け付けるけれども全てがリクエストで出来上がりはしないということをいいたかったからです。
毎月商品が変わるわくわく感や自分では注文しないような商品との出会いを楽しんでほしい、という意図がとても素敵だなと思います。
そして、商品は国産+人口添加物蒸しようにこだわっており、2週間程度の賞味期限の商品が多いとのこと。商品1つ1つへのこだわりが伝わってきました。
・〈おやつ診断〉をやってみて
HPには〈おやつ診断〉というものがあり、実際に診断をしてみました。
『おやつを何時ごろ食べることが多いですか?』『おやつはどこで食べることが多いですか?』といった20弱の質問(12/1現在)を終えると、私用におやつを勧めてくれました。
いくつかの商品を実際に写真で見ることができ、自分専用のおやつを勧めてくれている感じがとても良かったです。
・なぜサブスクリプションなのだろう?
では、なぜスナックミーはおやつをEC販売ではなく、サブスクリプションサービスとして提供しているのかを考えてみたくなりました。ECでも販売することが出来ると思えたからです。
考察の結果として、
①「体験」を重視する
②SDGsへの貢献
③生産者との繋がりを大切にしたい
の3つがあると考えました。
①:スナックミーの商品は毎月変わります。ECであれば1回の注文しかしなかったお客さんにはその月の楽しさしか感じでもらえないと思います。対して、サブスクリプションであれば毎月異なる商品をお客さんのもとへ届けることができ、その都度「今月は何だろう?」とう体験価値を味わってもらえるのではないでしょうか。逆に言えば、毎月商品が変わるからこそ、サブスクリプションであることが生きてくるとも言えそうです。
②:サブスクリプションだと月にお届けする回数が決まっているため、ECよりも出荷数を予測しやすいと考えます。一番商品の無駄をなくせるのは受注生産方式だと私は考えますが、サブスクリプションはその次にあたるでしょう。出荷数を予測し、食品の廃棄を減らせることでフードロスへの貢献につながるということです。
ちなみに、記事にもある通りトレーの変更や廃棄されるはずだった食品を利用するなど、積極的に環境問題と向き合わられていることが分かります。プラスチックでなく新パッケージの方がコストはかかりそうだけれども、それでも変更するという方針にただ心を動かされるばかりです。
③:②で述べたように、サブスクリプションは出荷数を予測しやすいと考えます。見方を変えて、生産者側からすれば毎月どのくらい出荷売り上げを出せるか考えやすいということでもあるでしょう。
これは生産者側への負担軽減であり、繋がりを大切にしているといえると思いました。