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飲食業界にクラウドファンディングはどう関わり、利益を生んでいるのか

今回は「飲食×クラウドファンディング」について記事を書いていこうと思います。

クラウドファンディングは色んな業種が関わっていますが、今日は飲食に焦点をあてて話していきます。
クラウドファンディングについてすでにご存じの方は
・「飲食×クラウドファンディング」の実在するモデル
から読んでいってください。

・そもそもクラウドファンディングとは?どんな種類があるのか

クラウドファンディングはいわば投資を簡単にできるようにしたものです。
お金を募る人を「起案者」、お金を投資する人を「支援者」とした場合、起案者は手軽に自分のアイデアを発信でき、支援者は自分が共感したアイデアに支援ができます。
SNSの流行で、色んな人に情報を届けることができるようになったからこそ、生まれたサービスだといえます。

クラウドファンディングのモデルとしては
1.寄付型 2.購入型 3.融資型
があり、主にリターンされるモノの違いで分類されています。

寄付型は言葉通りリターンなし、あるいは簡単なモノ。
購入型は提示された商品がリターンされます
融資型はお金を投資して、お金が返ってくる仕組みです。

・起案者がクラウドファンディングをするメリット

色んなメリットがありますが、ここでは1つだけ強調させていただきたいと思います。
それは、テストマーケティングができること、です。

例えば、クッキーをクラウドファンディングのリターンに設定したとします。
このとき、起案者はあらかじめたくさん製造する必要はありません。極端に言えば、製造せずに準備だけしていてもいいでしょう。
なぜなら、支援者の方から申込があった数だけ生産すればいいからです。

店頭販売ならそうもいかないはずです。売り出すために、店頭に目を引くようなブースを作り上げるでしょう。もちろん、売れ残るリスクをかかえながらです。

一方、クラウドファンディングを用いるといわゆる「受注生産方式」にでき、その心配はなくなります。もし全く売れなければ、また新しくアイデアをねればいいのです。

・「飲食×クラウドファンディング」の実在するモデル

・食品EC:購入型
起案者:自社の商品を販売する。支援金が売上に繋がる。
支援者:自分がほしい商品を購入する。
いわゆる、飲食ECとさほどかわらないシステムです。

店舗をもつお店だと、クラウドファンディングで人気だから店頭にも並べよう、というやり方が出来るのも魅力的だと思います。

・飲食店の商品販売×クラウドファンディング:購入型
起案者:自社の飲食店利用券を販売。支援金が売上につながる。
支援者:食事を前払いで購入する。

起案者からすれば購入された商品数だけ食材を仕入れればよいので、無駄をなくし、加えて安定的に利益を出せます。
サブスクリプションとして販売するケースもある。支援者が1万円支援すると、その人は2週間の間に好きなタイミングで2回お店に行ける、みたいな感じで。

・飲食店開業×クラウドファンディング:寄付型、購入型
起案者:開業資金の1部を募る。購入型の場合は、何かの権利を販売したりする。
支援者:自分が好きなコンセプトの飲食店に投資。出来るまでを見守る。

起案者は、初期投資額の1部を得られると同時に、開業までを支援者と共に作り上げることで、開業した時には既にファンが出来ている状態になります。お店を開く前に固定客がいるという面白い状況が生まれることがあるはず。
支援者は、自分でやるのは難しいけど、実際にやろうとしている人の応援ができます。一緒にお店を作り上げられるんです。


・支援者からみたクラウドファンディングの不安な点

支援者が実際にクラウドファンディングを利用して感じた不安トップ2は、
①プロジェクトが実現するのか
②目標金額が集まらず、そもそもプロジェクトがスタートしないんじゃないか

ということでした。
詳しくはこちらのデータを参照してください。(参照:消費者庁)

食品ECや飲食店の商品販売は、①・②の不安を感じにくいため、プロジェクトとして向いていると言えるでしょう。なぜなら、既に作られている商品を販売することもあるし、たくさんの資本が必要とされることがないからです。


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