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共創によるモノづくりの新たな可能性①
どうも、ウクモリ ヒロオです。
猛暑が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?私は昨日、2カ月ぶりに鳥撮りに行ってきたのですが、すぐに暑さに耐えられなくなり、日陰で休憩していました。無理は禁物だな・・・そんなことを感じざるを得ませんでした。
暑さというと、猛暑が襲来していた先週水曜日は、浜松でイベントを開催していました。先週末のnoteでは、どんなイベントに仕上げたのか触れる前に終わってしまったため、今日はその続きです。
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「クロストークSPECIAL 共創によるモノづくりの新たな可能性」の会場となったFUSEには、約40名の方が集まり、開始前から参加者同士の交流が続きました。平日の日中、どれくらいの方が集まるか不安視していましたが、結果的には大勢の方にお集まりいただき、しかも浜松市内の多くの製造業の方々にご来場いただくことが出来ました。この状況、FUSEを運営する浜松いわた信用金庫の方々もビックリしていたくらいです。
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オープニングセッションは、「共創によるモノづくりの新たな可能性」と題し、町工場プロダクツ(栗原精機)の栗原さん、浜松いわた信用金庫の渡邉さんにご登壇いただき、ディスカッションを重ねました。実は私たち3人の出会いは、今年2月に開催された町工場見本市(葛飾区主催のイベント)で、私が企画運営したスタートアップエリアに一緒に出展した時です。私自身は、お二人のことを良く知っていましたが、つなげたてみたら面白いんじゃないか・・・そんな私の個人的な欲がキッカケとなり、このイベントにつながりました(笑)
前半はそれぞれの立ち位置を語ってもらいつつ、それぞれのコミュニティでどんな成果が生まれているのか教えていただきました。そして、後半は渡邉さんに町工場プロダクツを、栗原さんに浜松やFUSEのそれぞれのポテンシャルを語ってもらい、今後どのような交流やコラボレーションが可能か、方向性を固めていきました。まずは何度か同様のイベントを行ない、相互交流が可能な状況にしよう・・・そんな結論に至りました。
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続く「FUSE-ON CHALLENGE」では、浜松市の企業やスタートアップにピッチセッションをしていただき、参加者に社会課題解決に取り組んでいる方々の実情を知ってもらいました。
ジビエ工房ジミートの髙林さんは、増えすぎた鹿が生態系を脅かす状況を分かりやすく説明しながら、社会課題としてのハードルの高さを語っていただきました。髙林さんには、翌日もご協力いただきましたが、まずは現状を知ってもらうという点で、インパクトを残せたのではないかと考えています。
製造業の課題という点では、Sotasさんの取り組みにも注目が集まりました。化学品に特化した、環境情報を紐づけた工程管理やデータベースを提供するIT系スタートアップは、製造業に寄り添うことにより、業界の常識を変えようと活躍されています。
最後に登壇した、橋本エンジニアリングさんは、パラリンピック選手用の車椅子の開発を軸に、共創を実現した事例を発表し、中小企業の新たな活躍の場を自ら作り出す・・・そんな点で、会場の共感を集めていました。片手で持てる車椅子を、マグネシウムを使って低コスト化するなど、苦労の末に製品化にたどり着いたことを知り、驚きを隠せませんでした。
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FUSEでのイベント最後は、側島製缶の石川さんと、大野精工の牧原さんに登壇いただき、「みんなで考える町工場とコミュニティーのミライ」というテーマでディスカッションを行ないました。
缶の価値自体を再定義すると共に、価値を生み出す組織体制の確立を行なった石川さん。そして、モリブデンワイヤーカット装置の知名度を上げるために、まずはSNSで社長のプロレス好きを前面に出した大野精工さん。個性的な取り組みをしているように見える2社ですが、それぞれのゼロからイチにするための努力は、ベクトルは全く異なれど、どちらにも共通していえるのは「継続している」という部分。何が正解かが分かりにくい世の中では、まずはしっかりとトライし続けることが、成功への近道なのかな・・・そんなことを思いました。
ちなみに失敗談についても語ってもらったのですが、「何が成功か失敗かよく分かっていない」という答えが返ってきて印象深く、とても心に残りました。モデレーター役になっていただいた栗原さんも、この言葉にとても共感していたようです。
浜松市以外の参加者の方々の施設見学が始まったのが13時。会場から全員が退出し終わったのが17:00。終了後の交流も、かなり長い間続いたのがとても嬉しく、私自身はとにかくやって良かったなという想いが強かったです。
イベントの続きは、明日以降で引き続き語りたいって思います。
ご参加いただいた皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。