番外編でも魅せてくれたBAND-MAID
先週木曜日は、KT Zepp Yokohamaで行われたBAND-MAIDのライブに行ってきました。ラッキーなことに2階指定席のチケットを入手出来、じっくりと観戦・・・と考えていました。が、開場時間には会場にいたんですが、1階スタンディングの待機列がいつまで経っても無くならず、30分が経過。あまりにも気になったので、呼び出しされている整理番号を聞いたところ、その時点でなんと1,600番。1階フロアの収容数は1,630人。それを聴いて、文字通り「満員御礼」だということが分かりました。
ようやく入場出来た時に1階をチラ見しましたが、最後方までビッシリ。待機列で待っている間、横浜アリーナ同様、海外からやって来たであろうお盟主様(ファンクラブ会員のこと)が多いことにも改めて驚きました。
今年初のライブ。しかも、昨年横浜アリーナで演奏し切れなかったレア曲満載になるであろうライブへの期待感は、半端ありませんでした。おそらくそれは観客もメンバーも同じ。そんな皆の想いが頂点になろうとしていた瞬間、ステージは闇に包まれました。
オープニングは「DOMINATION」。あれ、横アリと一緒じゃん(笑)そんな意表を突く幕開けに呆気にとられている間もなく「Different」へ。その後、後半の「onset」までは番外編というお題通りの展開に。新米ファンの私にとっては、新鮮な楽曲ばかりだったのですが、SNS上で確認したところ、かなりのレア曲が演奏されたそうです。個人的には、「you」「YOLO」「TIME」といった曲が聴けたのが嬉しかったです。
印象的だったのは、横浜アリーナと被っていた曲は3曲あったものの、番外編で選出された曲だけでも、充分にステージが成り立ってしまったこと。だからこそ、ショウとしての完成度も相当高かったように感じています。SNSで知ったところでは、昨年の10周年記念ツアーで演奏された曲は、実に70曲にも及ぶとのこと。演奏されないレア曲はあれど、捨て曲が無いというのが実際のところなんだと思います。
また、この日の5人は、とにかく絶好調という言葉がピッタリなほど、素晴らしいステージを披露してくれました。横浜アリーナの重圧から解放されたからなのか、昨年観た3度のライブと比べても、演奏がタイトかつ自然体で今まで以上に魅了されました。サウンド的には、KANAMIさんのギターの音色がクリアかつ心地好く、とても印象的でした。皆が素晴らしかったのですが、個人的には気が付けばAKANEさんのスティックさばきから目が離せなくなっていました。正確無比というのはあんな状態のことをいうのかなと。いやぁーとにかく凄かったです!
いつも通りのMCタイムも絶好調でしたが、BAND-MAIDのメンバー間が絶妙な関係性に成り立っているんだなと感じた出来事がありました。それは、ベーシストのMISAさんのビールがほぼ空だと気づいた時の、小鳩ミクさんの対応。MCをほかのメンバーに任せ、新しいビールを袖のスタッフに要求していました。奇跡的にすぐにビールが届き、MISAさんは機嫌を損なうことがありませんでした(笑)
あの場面は、人によっては何気ないワンシーンだったかもしれません。ただ、私にとっては、ミクさんの人間力が強く感じられた一幕でした。というのも、横浜アリーナでも、途中のMCでメンバーに宛てたレターを突如として披露しましたが、あの時は普段はミクさんを弄んでいるメンバーが、名前を呼ばれた際にそれぞれが満面の笑みで「ハイ」と返事をしていました。あれが素なんだなと感じ、とても印象に残っています。
多くのバンドがメンバーチャンジを繰り返し、気がつけばリユニオンしたり・・・そんなバンドが多い中、メンバーチェンジなく10年も続いている秘訣は、あんな何気ないやり取りによって、お互い調和を保っているからなのかな・・・そんなことを思わずにいられません。だからこそ、ファンは魅了されるのかなとも。来月発売の横アリでの映像作品に、先述のやり取りや、エンディングで皆抱き合いたたえ合っていた姿が入っていることを願いつつ・・・。
来月のアコースティックライブ、5月の「メイドの日」を経て、今年後半はおそらくニューアルバム発売に合わせたであろうホールツアーが始まる予定のBAND-MAID。
どうやら、私の勘は当たりそうです。
昨年、名古屋ダイヤモンドホールで観たライブは、あの規模のライブハウスでは最後の演奏だったかもしれない・・・。
そんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!
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