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オンラインイベントを開催してみて

どうも、ウクモリ ヒロオです。

昨夜は、よめじるし代表の藤澤佳織さんと一緒に「やめるという選択」という名のオンラインイベントを開催しました。2人とも事業を止める決断をした経験の持ち主。藤澤さんは廃業、私は事業転換と、経験値は違いますが、実際に「やめた人」が、現在進行形で悩みを抱えている人に何か伝えられるんじゃないか・・・そんな想いから開催しました。

何を話すかも決めず、リアルな即興トークで1時間ほど赤裸々に語りました。参加された方々がどのように感じたか、これからアンケートを取りたいと思っていますが、少しでも心のモヤっとした部分が晴れたならば嬉しいなと思っています。

ところで、今回の1時間のイベントでは語り切れなかったことが多々ありましたた。なので、いくつかこちらで語っておきたいと思います。

まずは「言語化」について。

もし、なにかをやめる場合には、私は状況をしっかりと言語化した方が良いと考えています。実は、なにかをはじめる場合にも共通しますが、なにかを行動する場合したいと思った場合、思ったことをそのまま行動に移すよりも、いったん言葉にしてみて、頭の中を整理した方が、結果につながりやすくなります。

例えば、「何をやめるのか?」「どんなことが起きるのか?」「起こった際にどんな決断をし、実際にどんな行動を取るのか?」などといった事項を、言葉で整理・派生しておきます。

このnoteをお読みいただいている方の中には、そんなの当たり前じゃないかと仰る方もいるかもしれませんが、相当冷静な状況でなければ自己(自社)を客観的に語ることが出来ません。私のこれまでの経験を振り返っても、冷静になれずに有言実行を即時に・・・というケースで失敗したケースが多々ありました(苦笑)

言語化が進んでいればいるほど、周りの方々への相談や協力の依頼もしやすくなるので、「まだだよ」という方は、是非とも言語化するというプロセスを認知していただければと思います。何気に私がお手伝い出来るフィールドでもあるので。

あと、経営者の一番の仕事は「決断する」だということ。

偉そうなことを言ってますが、経営者になりたての頃までは、私自身かなり依存的で、「誰かがやってくれるだろう」と待ちの姿勢になることがほとんどでした。ただ、経営者になって少し経った頃から、依存的かつ決断できない性格を克服しなければならない事態が多発し、文字通り矢面に立たされました。

以前にも記したかもしれませんが、それでも私は依存的な性格が克服できず、社内が混乱する事態に。結果的には、私が信頼していた社員が「社長は言うことは言うけど、何もやってない」と進言してくれたことにより、自ら律する必要性を肌で感じ、様々な取り組みを始めるようになりました。

様々な取り組みの中には、スタートアップ支援やイベントの企画運営など、私がゼロイチから取り組み始めた活動がありますが、こういったことを始められたのは、当然ながらマーケット分析などを行なったことが重要なファクターではありました。ただ、別の側面で語ると、「やると決断」したからだと断言できます。

継続できるものが何もなかった自分を変えるべく、ブログを書いたり、ロボット競技大会の支援を始めたり・・・様々なことにチャレンジしてきましたが、今思えば、そのほとんどが、私が現在取り組んでいる新たな活動の基礎になっています。

私の場合、メーカー(製造業)という立場を「やめる」ことを決断し、かなり長い時間を要しましたが、今では上昇気流に乗れているかもと実感できるまでになりました。2005年に中国2拠点の株式売却を決め、退路を断ったからこそ、国内で新たな流れを自らが作らなくてはいけない立場に立ったからこそ、今があります。

ただ、今は良い方向に向かっているかもしれませんが、いつまでも永遠にという訳にはいかないとも感じています。だからこそ、新たな取り組みをどんどんとトライする・・・そんな姿勢で日々を過ごすようになりました。

私が笑顔なのは、それ以上に笑顔でなかった時期が長かった証拠でもあります。

昨日の新たな取り組みが、多くの悩みを抱える経営者・後継者の方々にとって少しでも有意義な時間であれば嬉しいです。藤澤さんとは、次の機会を設けようと話しています。このnoteを読んで興味を持たれた方は、是非とも引き続き私のnoteをフォローしていただけると嬉しいです。

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

(追記)
明日は、信州大学の講演会で登壇するので、noteは今日中に書いたものをアップする予定です。


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