『コロナ融資』ホンマはいらんかってんけど。。。~ゼロゼロではなくなったけど、今後どうする?問題を考える~
ゼロゼロ融資の3年のゼロゼロ期間が終了し、
元金返済と金利の支払いがスタートしたことにより
手元の預金残高が
いつの間にか減少している!!
という社長が
ぼくの肌感覚で急増しています。
業況が好転していない会社は、
すぐにゼロゼロ融資の借り換えや
返済猶予などの検討に入ってくださいね。
その一方で
もともとゼロゼロ融資は
必要なかったけど、
金利も保証料もいらないので、
とりあえず借りておこう。
とか、
銀行担当者が頼み込んできたので
まぁいいっか。
という親切心で
借りられたケースも
多いのではないでしょうか。
今回はそういった
とりあえず借りたけど。。。。
どうしたらええんかな?
について
整理してみました。
もはやコロナ禍ではない
コロナ禍は、ちょっと今まで経験したことがない
異常な状況でしたよね。
・行動制限がいつまで続くのか?
・どういった影響がでるのか?
・価格の上昇は?
当時は、ウクライナとロシアの戦争の影響もあり
先行きが不透明な変数が多かったので、
とりあえず手元の預金残高を増やしておくのは
正解でした!
コストがゼロなのでよかったけど
でも
預金残高を高くしておくことは
3年前は正解だったけど
あなたに金利が発生しだした現在、
いつまで余分なお金を置いておくの?
といった点は
モヤモヤして気になりますよね。
そもそも
ゼロゼロといっても
一定期間の金利や保証料を国が
あなたに代わって
負担してくれただけで、
銀行にとってはノーリスクで金利を得てるわけで、
こんなおいしいことはない。。。
絶対に返して欲しくない。。。
というのが本音です。
返せなくするために
銀行はもともと資金需要のないあなたに
ゼロゼロ融資を押し込んでいるので
3年間のゼロゼロ期間終了後に
返済されるのは避けたい
なので
あなたに対して
・投資信託
・(外貨建てなどの)終身保険
・オペレーティングリース
などの金融商品をあなたに販売して
融資が返せないよう固定化させています。
商売上もノーリスクで
金利収入アップと販売手数料の
両手商売でウハウハですね。
気づいていない社長も多いですが
そういった
ロックオン状態!
こういった会社がめっちゃ多いですw
借入が多いと本当に資金が必要な場合に
借りれなく場合もあるので注意してくださいね。
運転資金にも注意を
そして
一番伝えたかったことが
運転資金にも注意が必要な点です
弊社のクライアント先で実際にあったのですが
もともと当座貸越で調達していたのを
金利がゼロだからといって
ゼロゼロ融資に借り換える提案がありました。
当時は確かに金利も返済もゼロなので
3年間だけ切り替えましょうとのことでOKしました。
たしかに3年間はよかったのですが、
昨年の7月から返済がはじまっても、
金利が安いからといって、
当座貸越に切り替えるのを
必死で止めてきました。
当座貸越に切り替えないでいると
当然、
預金残高が下がってくるので
タイミングを見計らって
追加融資を出したいのでしょう。
実際に9カ月そのまま返済を続けた結果
みるみる預金残高が下がってきました。
そこで、
もう、ええかげんにしてくれということで
資金繰りのシミュレーションを説明し
しぶしぶ当座貸越を再開してもらいました。
担当では止められないと、
次長まで出てきて。。。。
不動産担保までとっておいて何をいうとんねん。
そこに愛はあるんか?
っていう話です。
平時にもどしていこう
コロナも落ち着き
資金供給バブルもこの6月で終了します
今まではコロナ禍のお祭り状態でもあったので
どうすれば得するのか?
なにがおいしいのか?
といった情報にふりまわされて
気がつけば
あなたの会社はメタボな財務体質に
なっていないでしょうか?
・借入状況
・運転資金にいくら必要なのか?
・設備資金はどれくらいの期間で返済していくのか?
・返済できる会社の手取り額はいくらなのか?
といった点を
ボチボチ整理して
コロナ前に戻していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではでは。
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