絵画のジャンル名は大体悪口

絵画のジャンル名は大体悪口

1. 印象派
→ 「ただの印象やないか!」
19世紀なかごろのヨーロッパにおいて日本の浮世絵ブームが到来。浮世絵に描かれた人物に影がないのを見た #ゴッホ は「日本は一日中、太陽が上にあるのか!」と驚いた。また(そうか。絵ってリアルに描かなくてもいいんだ)と思った #モネ は光や空気の移ろいを感じたままに描いた『印象・日の出』を発表。この作品は批評家から「ただの印象やないか」と酷評され、それがそのままジャンル名になる。

2. 野獣派(フォービズム) 
→ 「野獣が書いたんか!」
20世紀に突入してから絵画に"#色彩の革命"が訪れる。写真の発展によってリアルな絵が以前ほど求められなくなったからだ。そこで #マティス が「好きな色塗っちゃえ♪」とアフリカ芸術にヒントを得て夫人の顔色に緑の筋を入れたところ、評論家から「野獣が描いたんか!!!!!!」と大酷評され、そのまま #野獣派(キュービズム)と呼ばれるようになる。

3. 立体派(キュビズム)
→ 「これただの立体だろ」
色彩の革命ときたら、次は #形態の革命 である。「全部破壊してやる」と意気込んだのが若い #ピカソ。既存の画法じゃ本当の現実は描けない。そう考えたピカソは3次元を平面に表すべく複数の視点を1枚で描きました。それが『アビニヨンの娘たち』。画家仲間や評論からは「ピカソ終わったな」「これただの立方体だろ」と言われてそのまま #立体派(キュビズム)に。実際ピカソ自身がキュビズムに傾倒したのはほんの数年で、他にもいろんな作風に挑戦しています。ピカソ 晩年の言葉が「やっと子供みたいな絵を描けるようになった。ここまで来るのに随分遠回りしたもんだ」

元ネタ
https://twitter.com/chigatarinee/status/1557305788112445441?s=20&t=RqC1hbqZWclAgWa4YjraeA

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