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令和五年 満喫した正月 浮世雲の徒然

昨年暮れ サンタクロースに招かれ
景色を切り取りに飛び回っていた。


26日からは 正月を満喫するモードに

退院して直ぐの 一昨年は力まないと
支えれない日々だったから…
今年は 肩の力が抜けた正月を迎えよう

いきなり 年の瀬の末に
温水器が壊れた。
修理屋一家は 知恵のフル動員。
治すのである。
暖かな正月を迎える為に…


一昨年は 気負って 気張って
作った 御節...



気負わない 御節料理作りが始まる

田作から
軽く炒めて 鮎の甘露煮の煮汁と絡める
甘露煮職人の炊く 田作
いっぱい 炊いたのに元旦には 無くなっていた。

黒豆も
甘露煮職人は 美味い事 炊かれる
色抜けには 鉄のフライパンと南部鉄瓶の蓋で 色を戻した。
科学の実験みたいで 愉しい。

煮しめに ドンコに 海老に….
手を入れるとこは 拘り
あとは....
茶葉に 南天に...仕切りは任せて

肴の華は金目鯛のしゃぶしゃぶ風煮付け

次は
正月飾りに 門松に

ゆく年 くる年を思い

愛と光を背負った虎 

眺めていたら 墨を摺り
気がつくと描いている…

床の正月飾りは やっと迎えた
気の強い三者を 重ねて...

まあ 暴れる暴れる

それでいい

新年
正月が始まる

新年を 迎える事が出来た喜びを

気負わない正月
気負わなく着れた着物達

そんな 裏勝りを眺めながら
細やかに 乾杯を

器蔵から見つけた 祖先の使っていただろう 器達が 日常の景色になってきた

昨年は
朝目覚めれて
今日 何食べようしか思えなかった。

新年 
今日 何しようかって
ほんの 細やかな事だけど
思えるように...
体力気力はまだまだ 千分の一だけど


黒豆を摘みながら

黒豆ぐらいに 真っ黒になるまで
焚き込んだ 鮎の甘露煮を 摘む

酒は 細やかに...

気負わない正月
お雑煮に 涙し
御節に 涙し

唾液の代わりに 涙が 
出るのは 変わらない


肉屋の秤が 壊れているのか…

肉が どっさりやって来た
ただ 食べるとしばらく寝込むから…

数切れで….

お正月を満喫する


外は 霜が降りている

そんな 寒空に 軒下の渋柿達は
身を縮め 甘く甘くなっている

胃薬は 干し柿

やってる事は 太古から
きっと 変わってないんだろうなって
思いながら

毎日 一つずつ 捥いでは
口にする

“甘いやん”って 
種を 庭に
吹き飛ばしながら

平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な 浮世雲

ギランバレーに恋をして
回復期リハビリテーション
正月を満喫する


新年 何しよう ↓

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