秋の日は🍂釣瓶落とし 鮎漁師の一日
“日が直ぐ暮れるから 投網打って打って
打ちまくれ”
昼からずっと 漁場に張り付いている
鮎漁師は 捲し立てる...
朝目覚めれて...
寒すぎて布団から出れない
昨日は 秋雨の中 網を入れていた
昼餉の肴は 獲れたけど....
夕刻から 雨足は強くなった
夜中目覚めては 川の水位を眺めている
20cm高くなり 後に引いて行く
朝方 風が吹くようで....
“鮎が 落ちる”
鮎漁師なら 待ち構えた日である
ただ.... 寒くて布団から出れなかったが
網を 掃除して破れをなおし
漁場に出かける
”なんと蒼き空な事よ“
瀬張りを仕掛ける鮎漁師の親方
生け簀を 眺めるといい落鮎がいっぱい
”200匹ほど 落ちたかな“と...,
先ずは 投網を打ってみる
落鮎や 差し戻した鮎達が 少し獲れる
堰堤上に 落鮎達が止まっている
刺網を 入れていく
良いサイズの落鮎達が 掛かる
後から来た鮎漁師が 投げ網を打つ
良い落鮎が掛かっている
ピタっと 鮎達の姿が 消える
それにしても
なんと蒼き空な事よ
草臥れて 足がもつれだす
昼餉に戻る
”夕刻にまた“と 鮎漁師に呟き
獲れた鮎達を 仕分けして 直ぐに
冷凍庫へ
昼餉のち 寝落ちしてしまう
夕刻 漁場へ
新品の刺網を 使おう
なんと 昼からずっと 張り付いたままの鮎漁師
”獲れた?“
“獲れん”
“日が直ぐ暮れるから 投網打って打って
打ちまくれ”
昼からずっと 漁場に張り付いている
鮎漁師は 捲し立てる...
堰堤を一往復
打って打って打ちまくる
スパルタリハビリである
良い形の落鮎が 獲れた
あっという間に 日は暮れる
上の漁場へ移動し 新しい刺網を入れる
鮎の気配は 無い
秋の夕日は 釣瓶落とし
川の神さまは 程よく 天然遡上鮎達を
分けてくれた
冷え切った身体を 風呂で温め
夕餉の時間
日常の景色
やってる事は なんら 太古から
変わって無いと 思っている
ギランバレーに恋をして
スパルタリハビリ
鮎漁師 浮世雲拝