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隣の芝が青すぎる方、必見(私)

30歳をすぎると、続々と同世代が家を購入する。
友人が家を買った。

友人は女だ。

彼女は夢をかなえ、公務員として働き、自分の力で家を購入した。
婚姻関係のあるパートナーはおらず、
一人でローンを組み、返済を始めようとしている。

この報告を受けた時、私が真っ先に思い浮かべたのは、
「あぁ、わたしはどこで道を間違ったのか」
「私に社会的信用も支払い能力もない」そんな思い。

「隣の芝は青い」と慣用句がありますが、まさに青い。
もう青くて青くて、直視できません。

この葛藤に至るまでの私そして、
葛藤を手放す方法を漫画にまとめました。



正規雇用を失った今、
私は彼女の社会的信用の高さに目がくらんでいるわけです。
私自身は欲しいものを得ているにも関わらず・・・。

正社員として働いていたころの私ならば、
彼女の独身側面にフォーカスして、「一人で生きていくことに決めたんだな」とすこしうがった見方をしたでしょう。

正社員の当時は「社会的信用がある」こと自体の価値がわからずに、その価値に見向きさえしなかったはずです。

むしろ、今自分が持つ「家族」というカードを彼女はもっていない。
「なぜこんなに素敵なカードを欲さないのだろうか?」
そんな疑問や自分がカードを持っていることに対する優越感を抱いたでしょう。

私は自分のカードが人より魅力的でありかつ多いことに、喜びと安心を得ていました。それぞれのカードが魅力的である度合は、人それぞれ異なってくるという点を理解できていなかったのです。

そして、カードは多ければよいというものでもない。
守るものが多いことで、心のバランスを崩してしまうことだってあるわけです。

そう考えると、
ここまでのあまたの決断を含んだ私の手持ちカードも、
もちろん彼女の手持ちのカードも捨てたもんじゃないなと思います。

そしてわたしは今のカードを持っている私や彼女がすきなのだと思います。
それは私たちが選んできた人生を肯定することであり、
私たちの思考や頑張りすべてを認めることだと思う。
彼女も私を見た時にそうであったならば、うれしいな。

まぁ、カードを増やしたいし、そのカードは魅力的なものであってほしいんですけどね。そのために本日も頑張るんでしょうね。

本日もThe俗物を謳歌しましょう。

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