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文学フリマ東京39を経た課題。フィルターバブルを越えるには。

 12月1日の文学フリマ東京39。お疲れさまでした。
連日の宣伝の甲斐もあり、ステラーブックスで私の詩集を買ってくれた人も結構いて、改めて本当にありがとうございました!

 私は数年前に初めて文フリに参加したときをなぞるように、あえて会場設営ボランティアから参加しました。
朝8時、人の集まる前のビッグサイトはがらんどうで、広くて、何もない分だけ期待がつまってるようで、踊り出したい気分でしたよ。

 会場設営のボランティアをやる人ってほとんどが出展者さんなので、私みたいに一般参加者のチケットでボランティアしてる人は相変わらずかなり少数派。
一般参加と言いつつ委託はしてるから出展参加と一般参加でイソップ童話のコウモリ状態ですが。

 文学フリマもビッグサイトでの開催は初なので、設営や列形成などのオペレーションには改善点もあると思うけど、めちゃくちゃじゃねーかってところはなかったので、そりゃ運営さんもノウハウを持ってるよなあ、と失礼ながら感心。

 イベントでもなきゃ会えない知己のみなさまへの挨拶がとても楽しく嬉し過ぎて多幸感いっぱいで、年甲斐もなくはしゃいじゃってよいのかな? 状態!でした。
コミュ障っていうか、私は暇乞いが苦手過ぎて、なんか変なタイミングで離席しがちということに気づいた。改めます。

#文学フリマで買った本
どれも読むの楽しみです

 買ったものなどはこんな感じ。
『私は物語を殺さない』
『IMAGNARC』
『#140字小説』
『海の物語』
『空に溶けた田舎パン』
『ニルヴァナの地図』
『幻獣短歌』
『星々』vol.6
『庭』
『1998年からのラプソディ』
『Kaguya Planet』no.2
『パレスチナ ガザのこと話しませんか』
パレスチナ刺繍の栞

 積読が30冊を越えてしまった。

 自分の本も思ったより売れて、フリーランスの師匠に報告したところサムズアップのリアクションが返ってきました。
となると自然、欲が出てくる。
 即売会に参加するときはみなさんサークルってのを名乗るというか。
今回も私はステラーブックスに委託という形で参加したのだけど。
M3にはPlogmare studioとして作品を出しているし、コミティアにも友人たちと参加予定を立てていたんです。
でも自分たちのことをサークルとかグループとかコミュニティとかそういう枠組みで考えたことがなかったからなんだか不思議な感じで。

 フィルターバブルとか、相方も「自分のエコーチェンバーの中」とか言ってたけど、この観測範囲を越えることが最大の課題な気がしてて。
せっかく私は文フリやコミティアやデザフェスやM3に関われているのに、意外とハブになれてないことに力不足(?)
 もっとできることがあったんじゃないかと感じた。

 SNSアカウントの使い分けには昔から否定的で、単純に私は誤爆をやらかすから最初から分けないっていうのと。
人間は多面的な存在なのだから、きれいに分けるってことは難しいし、
場合によっては幻滅するかもしれない可能性を引き受けてでも、相手の色々な面を見てみたいって、少なくとも私は思う性質なんだろうなあ。

 マーケティング的には上手くないのかも知れないけどね。
フィルターバブルを越えるハブになれたら良いのにって思ったけど、子ども時代の私はどちらかというとハブられるほうだったから、適性がないのかもしれないなw

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