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[更新]連載小説『空六六六』五章劫火ノ語リ 本能と危険4 掲載先まとめ

 桜花爛漫の候! こんにちは、浮草堂です。
 今月号の連載小説『空六六六』の更新です。五章劫火ノ語リ 本能と危険4!
 人間を信じるには、信じられる環境で生きている必要があるし。人間を信じられる環境で生きてしまったから、話し合いなんてできない状況ががわからない人間もいるし。人間を信じられる環境で生きたことがないのに人間を信じるのは、もはや人間の精神ではない――。
 ってなカンジで今月号もレッツゴー!

 「空六六六」
 異常正義漢の少年と、最上級悪魔【鉄の女王】メフィスト・フェレス。
 刀と銃で紡がれる、現代成長ファンタジー。
 傷つき迷い間違えて、殺して走って恋をして、友だち作って世界を護る。
 大人を目指す物語。

ミッドナイトノベルズ(こちらのみR18)
https://novel18.syosetu.com/n3506ft/

pixiv
https://www.pixiv.net/novel/series/10338775

『居住地が戦場になった住民が、何日も何日も隠れ潜むことは多々ある。家屋、洞窟、森に潜んで、飢えと恐怖にもだえ続ける。
 兵士は彼らを引きずり出し殺すため、銃声を響かせたり火炎放射器で焼いたり手榴弾を投げ込んだりする。
 住民としてはたまったものではない。息を潜めて震え続ける。
 しかしごく一部、自分から撃たれに出てくる住民がいる。
 彼らは死を求めて出るんじゃない。助けを求めて出てしまうんだ。
 兵士を「人間」として見てしまったゆえに。
 撃たれに出てしまう人間は、誰もが死を悼む人間だ。周囲の人間誰もに、死を悼まれるような人間だ。心優しきよき隣人として、愛し愛され生きてきた。
 ゆえに彼らは勘違いをしてしまう。
「人間なんだから、話し合えばわかりあえるんじゃないか?」
 彼らは人間を信じて生きてきた。ゆえに勘違いをしてしまう。心の底に持ち続けた、人間に対する信頼感。信頼感から近づいてしまう。人間のいる方へ」

浮草堂美奈『空六六六』五章劫火ノ語リ 本能と危険4

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次回更新は5月3日(金)! 憲法記念日です。よろしくです! また、5月19日の文学フリマ東京に出店いたします! ではでは See you!

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