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感想『ドーナツ屋の夜のつれづれ』(古池ねじ)

出来の悪い弟も、出来の悪さの自覚から悩んだりするんだなって。

京都伏見。祖母のドーナツ屋を手伝いに行ったはずの信也でしたが、店長はイケオジのレンに代わっていて――。
甘ったれの信也が、接客を通して成長する物語。

この物語の白眉は、兄の優也が上の子だから頑張らないといけなかっただけと、弟の信也が理解する展開。
それが痛みを伴う描き方でなくて、「勉強も運動も人付き合いもできる優秀な兄」が、実は人付き合いはできるけどしたくないタイプだった、と信也が何気ないやりとりで理解する展開なんですよね。

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作品情報まとめ

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浮草堂美奈
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