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ターミネーター2観てきた✌️

T2観てきたゾ〜〜!
これが映画館で観られるなんて最高のひとことにつきる……

以前も書いたが、私がエドワード・ファーロングにハマるきっかけになった作品である。
それを抜いて作品の魅力を語るのであれば、機械vs人間の世界、二者がどう共存していくのかについて考えさせられるストーリーだ。
人間が作り出し、めざましく進歩を遂げた機械は意志を持って暴走し人間のいない世界にしようとする。
私はいずれ地球がこのターミネーターの世界かマトリックスの世界になるだろうと勝手に危惧していて、このまえ会社の人とランチをしたときにも同じ話になり、人間が培養で量産されたら命の価値が下がるよね、という結論になった。
ターミネーターの世界で人間と戦うロボットたちはまさにそのとおりで、人間を排除するためだけに戦い動いている。
そして抵抗軍のリーダーであるジョン・コナーはこの戦いを防ぐため、1作目では自らの父となる部下カイルを送り込んだ。そして2作目では過去の自分を守ろうと、前作では敵だったターミネーターと同じ型を送り込む。
シュワちゃん演じるT-800は、少年ジョンの命令に従い彼を守るために動く。
ジョンはそんなターミネーターに心を開き、まずは「どうしてって だめだからさ」と人を殺さないことを約束させ、そして冗談をいったり笑顔を見せたり、自分たち人間と同じように接する。
そんな彼らを見ていたサラは、ジョンにとって父親と同じ役割を果たせるのはあのロボットだけなのだと思うのだ。
しかしこうして機械と人間が親交を深めるあいだにも敵は迫ってくる。
新型のT-1000は未来の抵抗軍のリーダーが生まれないようにするという目的のため、少年ジョンを殺そうとする。
この両者の戦いの結果は書くまでもないが、ラストシーンを観るにあたり、それまでのT-800とジョンの生活を思い出すとこみ上げるものがあった。
せっかく仲よくなれたと思ったのに、所詮は機械と人間で、T-800の痕跡を消さないといずれまた同じ未来が訪れるのだ。

いまやAIが生活のなかにあるのはあたりまえで、そのおかげで便利になったものがあるのもまた事実。
しかし私はアメリカ作品の見すぎにより、いつこいつらが意思を持ってしまうのだろうか……などと考えてしまう。
気になった人は、ドラマ『NUMBERS』のシーズン5第17話「殺人コンピュータ」と『X-ファイル』のシーズン1第7話「機械の中のゴースト」をぜひ観てほしい。

キャストの話をしよう。
ターミネーターとコナー親子以外に私が初見で「あ!!!!」と思わず声を出して驚いたのはサイバーダイン社のマイルズ・ダイソン役のジョン・モートンだ。
彼は『ブルース・ブラザース2000』に登場し、新たなブラザーとしてエルウッドとともにステージに立つのだ。
それからほんのわずかな時間しか登場していないが、刑事役のドン・レイクは『NCIS』でギブスの友人フィルを演じていて、恋人が殺人容疑にかけられた際にビクビクしながらDNAを集める様子は笑いがこらえられなかった。
数ある作品を観てきたなかで、こうして主要キャスト以外に目を向けてもおもしろいと思えるので、映画好きな人にはぜひドラマにも手を出してみてほしい。

余談だが、サラが武器を預けていた男に会いに行くシーンがある。
「エンリケ!」と男の名前を呼んだあのとき、サブチャンネルまで登録したエイコー視聴者の私の脳内にはすっかり「エンリコ遠藤さん」で侵食されてしまいましたとさ。

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