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山泉煎茶有懐

 昨日、図書館で「漢詩をよむ 春の詩一〇〇選」を借りた前に借りたのは、夏の詩だったが、今度は春の詩である。春の詩だが、立夏(5/6頃)〜芒種(6/5頃)までの季節も入っている。

 今は(二十四節気の)小満に当たる時期だが、立夏の頃の詩として紹介されている中唐の白居易さんの詩を。

※イメージです😅

 山泉にて茶を煎(に)て
懐(おも)い有り

 座って清らかな水を酌(く)み、
 目の前で碧(みどり)の茶をたてる。
 この一ぱいの茶を、
 茶好きの人にとどけたくも、術(すべ)がない。

 茶を飲むことは、六朝の貴族から始まったんだとか。唐代には一般化したそうな。

 後半の意味は、「こんな美味しい茶を飲みたかったら、ここへ来たまえ」というニュアンスなんだって。

 今は、何処に居ても、お茶くらいすぐ飲めるけど、唐代はまだちょっと嗜好品だったのかも。

 絵の中で、白居易さんは茶室のようなところに居るが、😁、中国には畳に相当するものがないらしいので、あくまでもイメージ😅。

 見出し画像は、ダンボール紙にマスキングテープを貼って作った即席屏風😁。

           🐻

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