夜は朝に呑まれて

毎日よく生きてるなって思うことがある
しぶとい。ゴキブリって生命力強いけど
ニンゲンも生命力強いんじゃない？？
強くさせられてるのかもしれないけど。

僕はあまりお酒は得意じゃなくて酔うというものを超えて気分が悪くなるのでほろ酔いってのが
よく分からない。
けど海の見えるベンチで音楽を聞くことは好きだ。
これはきっとほろ酔いなのかもしれない。

ベンチに捨てられたアイスの棒、地面に散らかるシケモク、それは人って感じがして嫌いじゃない。
汚いけど。

タバコは辞めれるなんて思って始めなかったし、カッコつけて吸ったなんてカッコつけてるけどホントのことを言えばあなたにもっとカッコイイと思って吸い始めた。
依存するのはタバコくらいでももう間に合ってる。
僕はもう誰にも依存なんてしないのだ。

タバコも伸びた髪の毛も無駄に多くなった黒い服も全部惰性だ。あなたのせいだ。

いつまでも明るいマンションの光と街灯とラブホの明かりがうざったくて今日の星は綺麗なはずなのにぼやけてしまうなあ。そりゃ上を見ることも少なくなるなあ。
夏の空のどこかにやってくる流れ星も誰にも見られず通り過ぎて消えるから願い事なんて叶わない。

願い事ってあったっけ？僕の願いってなんだっけ？

この街にあるオレンジの光はいつ消えるんだろう
星が空から見えなくなくなったら消えるのかな

夜は朝に呑まれて