Pennine Way #2 Malham Tarn 編
Pennine Wayの前回に続いて、Malhamの谷を先に進みます。場所などは前回をご参照ください。
石灰岩はイングランドでは豊富にありますが、Malham のLimestone cliffという石灰岩が作り出す独特の地形はイングランドでも珍しいものです。
谷の奥に進んでいくと両脇が迫ってきて、沢となりました。足元が滑りやすいのでしっかりした靴が必要です。
さらに先に進むとこの先は行き止まりなのですが、ここはとても涼しいので一休みとします。不思議なことに先ほど前を歩いて人がどこかに消えてしまいました。なんだか神隠しにあったみたいです。
行き止まり引き返して元の道にもどったのですが。後で謎が解消しました。前の人はきっと沢登をするスキルがあったのでそのまま沢を上まで登って行ったのでしょう。
別のルートで丘を登っていくと石垣があり、それを乗り越えるための梯子がフットパスにあります。石垣は家畜の放牧をしているためでしょう。
羊がこちらに関心を示しています。普段は人などかまわず、ひたすら草を食べているのですが、人が来たらこちらを向きました。
子羊もいますね。BBCの番組で子羊の話があったのですが、母羊は自分の子供を見分けられるそうですが、何かの間違えで自分の子供だと思わなくなると育児をしないとか。
羊の群れを抜けるとまた別の石垣が。
今度はCatle(牛)のエリアです。牛のいる中を歩くのはちょと緊張します。
牛は群れをつくって寄ってくることがあります。気づかれないようにそっと歩いてきたつもりですが、牛たちが私の後ろを追いかけてきましたね。
これまでも何度か追いかけられたことがあります。牛に追いかけられる夢をみたら経済的に追い詰められているので堅実な生活を送った方がいいという夢占いもあるようです。
まあ夢なら気にしなければいいだけなのですが、現実に追いかけられているので早く牧場の外に出ます。フットパスを歩くと牧場を通過するルートがよくあるのですが、牛の放し飼いの場合は状況によっては危険回避のため戻って別ルートを探すこともあります。
牧場を抜けて下に降りてくると湖が見えてきました。Malham Tarnと呼ばれる湖です。
湖のほとりには大きな家があるのですが、もともとは狩猟のためのロッジだったようです。現在はNational Trustが所有しているのですが、賃貸するとのこと。
さらにMalham Coveという場所に続くのですが、また長くなりましたので次回にします。
(つづく)