イングランドをゆっくり歩く ご案内
当マガジンについて
イギリスの田園風景の中をゆっくり歩くをテーマに、フットパスを散歩した中での風景や感じたことを綴っていきます。
テムズパスというのはテムズ川沿いのフットパスですが、さすがにそれでは範囲が狭いのでタイトルを変更して、イングランドのフットパスを対象にしました。
フットパスとは
イギリス全土にある歩行者専用の道です。遊歩道みたいなものですが、山道だったり、家の庭先を通るものまであります。
なおフットパスと言われるタイプの道は人が歩くのみ許可されるもので、車はおろか、自転車でも通行できません。
Public rights of way(通行権)
他人の私有地の中にフットパスが設定されていると、そこを歩くことが許されるという法律です。庭先とかの場合は多くは垣根の外側にある狭い道となっています。
通行が許されるものより、いくつか道の種類があります。
footpath 人が歩くのみ
Bridleway 自転車、馬も可
byway 自動車も可
https://www.devon.gov.uk/prow/what-are-public-rights-of-way/
中には畑の中を通ることもあれば、牧場の中を通るケースもあります。(収穫していたりすると通れないこともあります)
歩くことの効用
健康上の理由もいろいろあるようですが、専門外なのでここでは触れません。以下のWebにいろいろ説明があり参考になります。
英語で考えると、フットパスを歩くのは、歩く(walk)というよりうろうろする(roam)というほうがいい表現でしょう。辞書をみると
どちらも移動することは同じなのですが、without a clear idea of what you are going to do というのがポイントですね。何か目的があるわけでもなくテキトーにうろうろして、ゆっくりとした時間を過ごすわけです。タイパ的には費やしたインプット時間に対してアウトプット成果なしとなりますが。(ちなみに、タイパに相当する意味の英語はないです。)
でもゆっくり歩くと、見過ごしていたものを見つけることができることもあります。
それではイングランドを一緒に歩いたつもりでお楽しみください。